体罰の時間 (ページ2)

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A side

「いった……」

JM「ご、ごめん……もうちょっとだから我慢して？」

「うん、」

腕に消毒液を塗ってくれているヒョン

JM「………ごめん……何にも力になれなくて」

「っ………大丈夫ですよ笑こんなのもう慣れました」

わざと笑ってみせる

JM「でもっ僕はただ見てるだけで、助けることもしてないじゃん…」

「……こうやって手当てしてくれてるだけでも僕は十分嬉しいです」

JM「A…」

「無理に止めようとしないでください、ヒョンが僕と同じような目にあってほしくないんです」

JM「っ………」

ぎゅ

TH「ジ～ミナ！こいつに関わってないで早く帰ろ？」

JM「テヒョナ…」

TH「うっわ…何その傷、汚っ」

この傷はヒョンがつけたんでしょう？

TH「Aは今日も自転車ね～」

JM「ねぇ…Aも車に乗せない？」

TH「ダ～メ！もっと筋肉つけないと！じゃあね～」

バタバタ

ヒョンを連れて行ってしまった

………………………………

サァァーー

海の横を自転車で走る

「………綺麗」

夜空の中に光り輝く月は僕にとって1番の楽しみだ

誰にも邪魔されない僕の楽しみ

アイドルになって人気になっても僕はずっとこの光景を毎日見続けてきた

1人で、ずっと………ずっと

ガチャ

「ただいま………」

SG「………おかえり、夕ご飯お前の部屋に置いといたから」

「えっ………」

SG「だって、いっつもお前が帰り着く頃には無くなってるから」

「あり、がとうございます」

SG「ん………」

トコトコ

ユンギヒョンは不思議だ

無口でずっと寝てて………

僕にも興味がなさそうな感じがしたのに