25「 優しい言葉」 ページ25
私はまだ、ジミンの大切な指輪を探していた。
きっと帰らなきゃ心配されちゃうと分かっていても、
私の足が皆が居る家に向かう事は無かった。
足かせがついてんの？ってくらい足は全くと言っていいほど動かない。
それは、また自分が傷付けられることを知らぬ間に避けているのだろう。
心のどこかではジミンの方が傷ついたとわかっているのに･･･
そんな時にすぐ上から優しい声が落ちてきた。
とても落ち着く、とても…とても優しい声。
その声に安心して涙が出そうになった。
JN｢Aちゃん。｣
｢っ･･･ジンさん。｣
JN｢もー。こんなに暗いのになんで早く帰ってこないの！｣
｢･･･それは。｣
JN｢それに、こんなに土だらけになって･･･。｣
｢ごめん、、なさい。｣
はぁ、と息を吐くと私に合わせてしゃがみこんだジンさん。
JN｢ジミンと何かあったんでしょ？｣
｢はい。｣
JN｢その理由は何？｣
あくまでも問いつめる訳ではなく、私を落ち着かせるようにゆっくり問いかけてくるジンさん。
その優しさが私にとっては胸が痛かった。
｢私･･･酷いこと、、したんです。ジミンが大切にしてる指輪なくして･･･逆ギレして。｣
酷いことした私を攻めてほしい。
そうじゃないとジンさんの優しさに甘えちゃうから。
それほど私は弱いから。
それなのにジンさんは、
JN｢そっか･･･あの指輪無くしちゃったんだ。｣
｢私、最低なんです。｣
JN｢辛かったね。｣
優しい言葉をかけてくる。
JN｢人の大切なものをなくしちゃうって凄く辛いと思う。まぁ、無くされた方も辛いだろうけど。｣
｢･･･｣
JN｢僕がここに来るまでずっとAちゃんは自分を責めてたんでしょ？｣
｢･･･そんな、こと｣
JN｢そんなことあるでしょ？笑
まぁ、僕はAちゃんを許してあげられる立場じゃないよ。この問題はジミンとAちゃんの問題だから。｣
厳しい言葉のようで、愛のある優しい言葉だ。
JN｢でも、仲直りするための手助けは出来るから･･･ひとつ聞いていい？。｣
｢･･･はい｣
JN｢ジミン怒ってたみたいだけど。こわかった？嫌いになった？｣
｢怖かったですよ。でも嫌いになんてなるわけないです。だって、私が悪いですし、怒るのも当たり前ですから。｣
JN｢じゃあ！大丈夫！！もう家帰ろ！｣
｢は、はい？｣
急展開過ぎてついていけない。
そんな私の手を引いて家への道を歩き始めようとしている。
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NIWIN(プロフ) - すみません主人公って過去に何があったんですか？ (2019年7月24日 0時) (
レス) id: fdd881ca1c (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - Monsterzzzさん» その言葉もったいないくらいですけどめっっっっつちゃ嬉しいです泣 ほんとに見てくださりありがとうございました！そのお言葉を貰えたのでこれからも頑張ります!!!!!! (2018年9月11日 19時) (レス) id: 0f37a9c35d (このIDを非表示/違反報告)
Monsterzzz(プロフ) - 終わっちゃったよー:( 大げさかもしれませんが、バンタン小説でいっっっっっちばん好きで好きで、これ以上いい小説はないってくらい好きだったので悲しいです:((でもこれからもRainさんに小説を応援してます！頑張ってください；） (2018年9月11日 13時) (レス) id: 7a8096434d (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - 忘れおーさん» 確かにぼーちゃん感が滲みでてる笑笑 面白いから今度友達に使ってみます！笑 (2018年7月20日 0時) (レス) id: 0f37a9c35d (このIDを非表示/違反報告)
忘れおー - Rainさん» 地味にぼーちゃん感がw() (2018年7月17日 20時) (レス) id: 6b46858fd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rain | 作成日時：2018年7月10日 20時
