BTSのヨジャマンネ 3【BTS】

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「すみません……これ」



次の日私は社長に会いに、事務所へ向かった。
私が差し出した物を見ると社長は目を見開いて、声を詰まらせた。




PD「…………どういう事か…説明してくれる？」

「……すみません」

PD「A……」

「………っ…」




泣きたくないのに出てくる涙。

『辞表』なんてこんな物ホントは書きたくないし出したくなんてない。




PD「涙が出るって事は、これはAの意思じゃないんだろ？」

「……っ」

PD「……いいよ今は言わなくて…ただ、理由も分からずに受け取れない」

「………お願いします」

PD「……他のメンバーは知ってるのか？」




知るわけない。

でも、大好きなオッパ達が1人でも私を邪魔だと感じてるのなら…私は……



PD「A、辞めてどうする気だ？何か夢でもあるのか？」



夢……。

オッパ達と世界中を回る。
それが私の夢だ……だった。




PD「A……俺はお前の、お前達の親だと勝手に思ってる。子供が苦しんでるのに何もしてやれない親ほど辛いものは無い」

「……」

PD「何かやりたい事とか夢があるなら俺は止めない……だか他の理由なら俺はコレを受け取れない」

「……」

PD「今日はひとまず保留にしよう……ちゃんとお前の大切なヤツらと話してこい」




頭を下げて部屋を出た。

大切なヤツらと話してこい

その大切なヤツらが私を邪魔だと思ってるんだよ？

それが分かってるなら私のやるべき事は1つ…






……………グループを脱退する事


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