#13 ページ13
JK side
段ボールを抱え、向かった先は路地裏を通り寂れた元スナック店。
身体で扉を開けると、2つの影が見えた。
僕を見て手を振る2人。
どうやらこの重い段ボールを持ってやろうとは思っていないらしい。
カウンターに腰掛けている2人の前に、ドスンと音を立てて段ボールを置いた。
青髪の男がユンギヒョンで、もうひとりのイケメンはソクジンヒョンだ。
「約束の物」
ユンギヒョンが段ボールの中から資料を取り出し、ペラペラとめくった。
礼や労いの言葉くらい、くれたっていいのに。
まあ、求めた時点でブーブー言われるのは予想済みだ。
「刑事の仕事って、意外と地味なんだな」
「僕が書いたんじゃないよ。同期が書いた。僕は聞き込みとか、現場に行ったりとか」
例の事件を改ざんしたり、とか。
「へえ、結構いいとこにいんだな」
「ソクジンヒョンのおかげさまでね」
ソクジンヒョンを見ると、ニコリと微笑んだ。
全て上手くいっているのは、ソクジンヒョンのおかげ。
「持ち出しても大丈夫だったのか？ 誰かに見られたか？」
「そこは大丈夫。資料室担当の僕以外の人間の出入りはほぼないし、入るとしても一応セキュリティがあるから、入れないと思うよ」
「さすが、抜かりないな」
「んで、お目当の物は見つかった？ そろそろ戻らなきゃいけないんだけど」
一緒に段ボールを漁っていたソクジンヒョンが「あったよ」と、数枚の資料を手に取り、僕に見せた。
「ユンギヒョン、見つかったって」
「本当だ。よし。それだけでいい」
「分かった。あとで僕も少し確認してみる」
「ん。あとは任せる」
再び重い段ボールを抱えた。
「何かあったら、また連絡して」
「了解」
「じゃあね」
僕は重い段ボールを片手で持ち、空いた片手で扉を開けて外に出た。
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花南絵/菜々子(プロフ) - テテナさん» コメントありがとうございます^ ^近いうちにテヒョンくんとの絡みも出そうと考えておりますので、楽しみにしてください♪ (2016年1月8日 19時) (
レス) id: 133000237e (このIDを非表示/違反報告)
テテナ(プロフ) - いつも見させていただいております！皆に守られてる感が堪らなく嬉しいです！どきどきします^ ^これからテテとどう絡むのか楽しみです！これからも頑張ってください(^ ^) (2016年1月8日 18時) (レス) id: bbfd33ff2d (このIDを非表示/違反報告)
花南絵/菜々子(プロフ) - グクヒさん» コメントありがとうございます^ ^そんなに気になって頂けて、嬉しいです^ ^早めに更新できるように頑張ります♪ (2016年1月8日 13時) (レス) id: 133000237e (このIDを非表示/違反報告)
グクヒ(プロフ) - 続きが気になって眠れません！！！！！！ヒィヒィ！！！！ (2016年1月8日 5時) (レス) id: 4293458816 (このIDを非表示/違反報告)
花南絵/菜々子(プロフ) - あおいさん» こんにちは^ ^コメントありがとうございます！頑張ります^ ^ (2015年12月29日 18時) (レス) id: 133000237e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花南絵
| 作成日時：2015年12月28日 18時
