BTSのマネージャーさん (ページ6)

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雛Side

ジミンオッパのグループのマネジメントができるのはうれしいけど…

『私、メイクの知識しかないですよ？』

PD「別にスキルは関係ないよ？徐々にこれから慣れていけばいいんだし。」

YN「では、これからBLACKPINKのメイクは誰が担当するんですか？」

社長「あなた達が続けたいなら、メイクの仕事をしながらでもいいって言う条件だから、続けたければ私は続けてもらっても構わないし、もしやめるって言うなら、別の人を探すからそこは心配しなくても大丈夫よ？」

ユジンオンニと目を見合わす。

オンニが目で、どうする？と訴えてくる。

私は…

『もし、可能であれば続けたいです。』

そう言うと思った、とでも言わんばかりに微笑んだオンニ。

YN「では、メイクの仕事も続けさせてください。毎日来ることはできないかもしれませんが、メイクのアシスタントぐらいならできるかと。メイクの代理は、いつも側で見てくれていたスタイリストオンニたちがいいです。」

と言ってくれた。

うん。それが一番いい形かも。

スタイリストオンニたちなら、気兼ねなく任せることができる。

ということで、なんなく決まった。

とここで、シヒョクさんが爆弾発言をかましてきた。

PD「実はな、雛さんには悪いんだが、BTSは反日メンバーも多い。だから、色々と君には負担をかけるかもしれない。それから、君をマネージャーにする理由は、彼らの反日感情を少しでもや和らげてもらえると良いなと思ったからだ。君のことは、ジミンやヨンジュンからよく聞いていて、ずっと気になっていたんだが、思った通り優しくて誠実そうな人だ。辛いことが有ったらすぐに僕に言いに来なさい。」

『そうなんですね。分かりました。出来る限り、頑張ってみます。』

PD「それと、君はこのミッションが成功するまで、ジミンやヨンジュンの妹だと、ここに今いる人たち以外に言ってはいけないよ？言ってしまうと、意味がなくなるからね。」

『分かりました。気を付けます。』

どうやら、これから私がマネジメントするグループはとんだ反日グループらしい。

ジミンオッパもヨンジュンオッパも、本当にそんな条件で大丈夫なのかとでも言いたげに、不安げな表情でこっちを見てくる。

大丈夫だよ。の意味を込めて精一杯の笑顔で笑い返す。

正直言って、私も怖い。

でも、お兄ちゃんたちの為にも、シヒョクさんの為にも…

絶対にBTSを変えて見せる。

一人、心の中で意気込んだ。