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そんなこと言われたって...
いや、この人たちの正体を知ってしまったからには、余計行きにくい！
JK「警備員さんにはちゃんと言っておきますから！！お願いします！」
そ、そんなウサギのような顔で私を見ないで！！！
「......は...い。」
JK「やった！」
ｸｯ...やられた...。私のバカ！！ちょっとかわいい顔されたからって簡単に許しちゃうなんて！！
そして彼らは、全ての料理を食い尽くして行かれました。
荷物を片付けていると、部屋の隅に置いてあったモニターにアイドルが写った。
それは紛れもなく、さっきまでここにいた彼らである。
スポットライトを浴び、たくさんのファンに囲まれて笑っている。
私と彼らは住む世界が違う。そう見せつけられているみたいで、心が少しだけぎゅっとなった。
芸能人と一般人。無駄な関わりは避けよう。
自分が辛くなるだけだ。
私は避けるように、彼らが帰ってくる前に部屋をあとにした。
数日後、彼らからの注文が店に入った。
ここに来るのはもう三度目だが、この異世界への扉のような玄関には未だ慣れない。
「こ、こんにちは...」
今日もいる苦手な警備員さんに軽く頭を下げた。きっとまた言われるのだろう。
警備員「どうぞ。」
「え？」
予想外の言葉に、思わず変な声が出た。
もう一度聞き返すと、今度は警備員さん自ら扉を開けてくれた。
以前とは全く違う態度に驚きつつも、ジョングクさんが本当に言ってくれたのかと少しだけ嬉しくなった。
エレベーターに乗り、彼らの住む階へと上がる。そして、やっとの事でたどり着いた扉。
私は一度深呼吸をしてからインターホンを押した。
ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
扉の向こうから走ってくる足音が聞こえ、勢いよく扉が開かれた。
目の前にはパジャマを着たままのジョングクさんが、顔も隠さずに立っていた。
その顔はとても端正なのに、目は私の持つ料理に向けられていて、一度も目が合うことなく受け取りのサインをもらった。
JK「上がっていきます？」
やっと目が合ったかと思うと、今度はそんなことを聞いてきた。
もちろん面倒事が嫌な私は断ったが、部屋の向こうからジンさんの声で、上がらせるように指示する声が聞こえた。
JK「そう言ってますし、追い返したら僕が怒られちゃいます」
ニコッと笑ったその笑顔に、私はまた頷いてしまった。
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さくら(プロフ) - すごーく面白いです!!更新楽しみにしておりますので頑張って下さい (2019年5月20日 16時) (
レス) id: 34b8baa826 (このIDを非表示/違反報告)
安定のグクペン - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年4月4日 10時) (レス) id: 70ba59c1c6 (このIDを非表示/違反報告)
#アユン - ねおさんダメでしょ〜！(オペラ風) この作品めっちゃ好きになったのでこれからも更新頑張ってください! (2019年3月23日 10時) (レス) id: ee42eadec7 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - 拾ってる本をエロ本と勘違いしたこの（自分）ピョンテ野郎を誰かまじ叱ってくれ (2019年2月8日 8時) (レス) id: a090a8ec99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2019年1月27日 3時
