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当然のごとく返事はない。
ドアノブに手をかけ中に入ると、ベッドの上に小さくなっている塊が、モゾモゾと動いた。
塊に近づき声をかける。
「ジミナ！朝だよ！」
JM「んー。まだ起きたくないよ...。」
「朝ごはん冷めちゃうよ？」
JM「ん...って、うわぁっ！A？！あ、そっか。僕たち一緒に住んでるんだった...ふふふ」
いつも笑うと細くなる目が、今は寝起きのせいもあって笑うと余計に目がない...。
窓から差し込む光に当たれば、本当の天使のように見える。
JM「起き上がれないよ。起こして〜」
ベッドに横になったまま、私に両手を伸ばすジミナ。
可愛い！！
じゃない！！
早くいかないとみんなが待っているので、私は急いでその手をとって、勢いよく引っ張った。
JM「よいしょー」
やっと起き上がったジミナは、手を離そうとしない。
「ジ、ジミナ離して？？」
JM「手繋ぐの嫌い？」
「そういう訳じゃないけど......」
JM「じゃあ部屋出るまででいいから手繋ご？」
そういって、私の右手にジミナのふわふわした左手を重ね、指を絡めた。
笑顔がよりいっそう幸せそうになったのは、きっと気のせい。
これまでの人生の中で一番ゆっくり歩いて、ジミナの部屋の扉の一歩前まで来た。
私が部屋を出ようとすると、彼はイタズラっぽく笑って、私の手を引いて引き止める。
「ちょ、ジミナ笑笑」
JM「ﾌﾌﾌ。ごめん笑」
名残惜しそうに手を離され、思わずまた繋いであげたくなる。そんな気持ちをグッとこらえ、私は次の部屋に向かった。
ﾄﾝﾄﾝ
ｶﾞﾁｬ
もう何も言わずに入ることにした。
部屋のなかは真っ暗。
こんなのもう想定の内。
私はベッドに近づいて、そっと声をかける。
「テヒョナ〜」
返事はない。
「テヒョナ〜起きないとご飯あげないよ〜？」
TH「ん〜A〜.........ぽっぽ」
目を開けずに、枕にされているTATAを抱き締めて、そんなことをいってくる5歳児。
「ぽ...///しないから！早く起きて！」
私はテヒョナからTATAのクッションを引っこ抜いた。やっと目を覚ましたテヒョナ。
TH「...返してよ〜。それ俺のTATAなのに〜」
「やだ〜。起きたら返してあげる。」
そういって、TATAを取られないように全力で抱き締めて見せた。
すると、テヒョナは急いで起き上がり、唇を尖らせて不機嫌な顔を向けた。
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さくら(プロフ) - すごーく面白いです!!更新楽しみにしておりますので頑張って下さい (2019年5月20日 16時) (
レス) id: 34b8baa826 (このIDを非表示/違反報告)
安定のグクペン - とても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年4月4日 10時) (レス) id: 70ba59c1c6 (このIDを非表示/違反報告)
#アユン - ねおさんダメでしょ〜！(オペラ風) この作品めっちゃ好きになったのでこれからも更新頑張ってください! (2019年3月23日 10時) (レス) id: ee42eadec7 (このIDを非表示/違反報告)
ねお(プロフ) - 拾ってる本をエロ本と勘違いしたこの（自分）ピョンテ野郎を誰かまじ叱ってくれ (2019年2月8日 8時) (レス) id: a090a8ec99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：biglove12 | 作成日時：2019年1月27日 3時
