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NJ「ヒョン1人で行きたいんだけど」
「え、オレ一緒に来た意味、笑」
黙って見つめてみるけど困った顔をするから「わかったゴメン」って
「オレこそごめんな」って
一緒にタクシーに乗り込んで個展会場へ向かった。
「ココかな」
坂道を見上げるヒョンを見てオレも見上げる
細く緩やかな坂が結構長く続いてた。
タクシーの運転手さんの話だとこの先にギャラリーとカフェが併設されてるらしい
1週間の開催予定で今日が最終日
3日前にもココにお客を乗せてきたよって教えてくれた。
有名なのかって聞かれて笑ってごまかす、笑
車一台通れない程の細い道
歩いてみると意外にも急な坂でヒョンとふたりで顔を見合わせて苦笑い
5分ほど歩いて建物を見つけた時には息が上がっていた
NJ「帰ったらトレーニングするよヒョン、笑」
「だな笑、オレココでのんびりしてるから行って来いよ」
NJ「え、いいの?」
「オレよくわかんないし、1人がいいって言ったの誰だよ笑」
カフェでコーヒーとケーキを買ってトレーをヒョンに手渡すと
甘党のヒョンが満面の笑顔を見せた、、笑
カフェのスタッフに教えてもらった通り入り口でチケットを購入する。
券売機でのチケット購入は初めてのパターン。
入場する前に窓越しにヒョンを見ると笑顔で手をフリフリ・・・
カノジョかよ笑
カフェのオーナーが1人でココも管理しているらしかった
NJ「まぁ、、さほど広くもないからな」
本当に思い立っての行動で軽い気持ちで来たけど・・・
あっという間に惹き込まれていって1枚の絵の前から動けなくなった
・・・・
・・・
「え?息してます?大丈夫ですか?・・・ん?あれ日本語通じない?あの、、モムクェンチャンスムニカ?オディアパヨ?」
ハッとして声の方をマジマジ見る。
オレの顔の前で手をフリフリしながら「よかった〜通じたみたい」って言いながらも戸惑ってる女性
NJ「日本の方ですか?」
「え、、にほんご、、」
NJ「あ、ボクは韓国人です」
「あ〜〜日本語お上手〜私は日本と韓国のハーフです」
NJ「あぁ、すみませんご心配おかけしました。大丈夫です」
「よかった。なにか困ってますか?」
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作者名:myu | 作成日時:2023年11月30日 17時