偶然は必然のDestiny【NJ】 (ページ16)

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「ん？もういいのか？」

NJ「……」

「おいナムジュン！」

NJ「あ、うん。行こ、ありがとう付き合ってもらって………」

途中ヒョンに呼び止められて

ひとけのないベンチの前で
タクシー来るまでって缶コーヒーを渡された

行くぞってヒョンが置いた手に導かれるまま歩きタクシーに乗り込む

外は少し肌寒かったけど雨は止んでいてよかった

タクシーの中から流れる景色を眺める

「なんだ飲まなかったのか、笑」

NJ「あ、うんゴメン」

「ま、いいさ。なんか食ってくか」

NJ「え、ヒョンとふたりで？」

「イヤだよって口振りだな笑」

NJ「そうじゃなくて笑みんな待ってるから」

「そっか。そうだな」

うん、ってうなずいて

なにも聞かずにいてくれてるヒョンに少しだけ笑えたと思う…

ホテルに戻るとすっかり食事が済んでいたメンバーにヒョンが笑いながら

「ま、そんなこともあるさ笑、だから誘ったのに」

そう言ってくれたけど

ルームサービスにするって言ってエレベーターに乗り込んだ

ベッドになだれるように倒れ込む

大きく呼吸をする

ん、ん、、今はちょっと何も考えられなそうだ…

何度も何度も深い呼吸を繰り返す

だからって感情が迷子な訳でもなく
悲しいとかもなく

単純に(無)って感じだ

「ん…笑、これは、、、そう言うことなんだよな？」

迷惑だったんだってこと

言葉にする前に拒絶されたのは初めてで
正直、頭も心も追い付かないまま部屋を後にした

ふぅぅぅ…

結局ルームサービスなんか頼む気にもならなくて
シャワーを浴びて仕事に取り掛かった。

明日のスタジオで試したいことがあったから

「がんばれオレ！」

・

・

「ナムジュナ？」

ホバの声。

ドアを開けると何とも言えない表情のホバ、笑

ヒョンからどう聞いてるのか分からないけど

NJ「そんな顔しないでよホバ笑」

んふ、って笑ってる。
困らせてるね、笑

NJ「これからの忙しさ考えたらこれでよかったんだよ、笑、イヤ違うな笑、そう言う話の前にって事だよ。ゴメン心配かけて」

HS「ちゃんと気持ちは言えた？」

NJ「んん、、話したいことがあるってちゃんと言った」

HS「うん、だから伝えた？」

NJ「その話しはいいって大丈夫って」

HS「なにそれ話も聞いてもらえなかったってこと」

ちょっと低い声が出たホバ

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