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そうだ、私は泳げなかった。




(い、息が...できないっ)




その時





プールの中で大きな手が私の体を持ち上げた






『ゲホッ、ゲホッ』





TH「A!大丈夫?!」





『コクリ…』





私は頷くことしか出来なかった。
こんな状況誰だって緊張して言葉なんか出ないよ。





だって、プールの中でテヒョンがお姫様抱っこしてるんだもん。テヒョンの腕は私の肩と足をしっかり支えていた。




そして、あの真っ直ぐな目で私の顔を覗き込むテヒョン。





濡れた髪がテヒョンを一層魅力的にさせる。




今の私たちの顔の距離って何センチなんだろう。
30cm定規一本分もないのかな…いや、15cm?
芯がなくなりそうな鉛筆くらい?ってなに考えてんのっユン・A!




TH「はぁ、大丈夫そうでよかった。泳げないの分かってたらプールサイドなんかつれてこなかったのに」





『う、うるさいなぁ!プール好きじゃないだけだもん!』





TH「あはははは!!」





テヒョンが大きな口を開けて笑った。

太陽がまるでテヒョンを照らすためだけの後光かのように見えて、笑顔が眩しかった。。。






『何よ、!』






TH「拗ねた顔が可愛かったから」





「はぁ?そ、それこそ、そういう可愛いとか誰にでも言ってるんじゃないの?!」







TH「言わないよ、好きな子にしか。」










どうしてこの人は私を勘違いさせるような事ばかりいうのだろうか


なんなの、、、、ほんと。。。

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作者名:ソヨン | 作成日時:2022年8月19日 21時

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