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私とジョングクは、少しずつ距離を詰めていった。
…いや、少しずつではなかったかもしれない。



ジョングクの連絡先をゲットして、メールをたくさん交わした。

学校内で会ったら目を合わせて、一度逸らしてまた合わせた。

日を合わせて、雪を見に行ったり、
放課後デートなんかもした。



わたしはジョングクが大好きで、大好きで、
日に日に、気持ちが大きくなっていくのがわかった。








JK「……A、こんな波の近くきたら危ないよ」



私たちは今日海へやってきた。
ここでは私たちの声と、波が打つ音しか聞こえない。


冬が終わってしまう前に
この海で伝えたいことがある。



『……言葉にだすのは恥ずかしいから、
文字で書こうと思って。
ジョングク、あっち向いてて。わたしがいいよ、って言うまで絶対振り向いちゃダメだからね。』

JK「……うん」



ジョングクが後ろを向いたのを確認して、
拾った木の枝で、湿った砂の上に文字を書き始める。





ジョングク、わたしジョングクのこと好きだよ。
もしかして気づいてるかもしれないけど、
ジョングクの笑った顔も声も、年下のくせに敬語も使わないし呼び捨てするとこも、いきなり可愛いとか爆弾おとしてくるところも、わたしが照れたら笑うところも、全部全部だいすき。
ジョングクは、わたしのことどう思ってる?






『……いいよ。』



ゆっくりとジョングクが振り向く。
そしてわたしが書いたものを見る。



ドク、ドク、
ねえ、ジョングクもおなじ気持ちだよね?
お願いだからそう言って。



手が震える。



JK「……A、」



ジョングクの次の言葉を待つ。



JK「ここ、読めない」

『……ええー!!嘘でしょ!!どこどこ?』

JK「うーそ」



ひどい!と声を出す前に、
わたしはジョングクに包まれた。



『……ジョングク』

JK「これが俺の気持ちです、Aサン。」

『つ、つまりは、』



やだ、もう泣きそう。
ドキドキしすぎてるし、わたし。

そんなことを思ってたら、わたしじゃない心音も聞こえてきて、ホッとすると同時にすごくすごく、嬉しかった。



JK「つまりは、」



耳元で、優しい声がした。



JK「好きってことみたいです。」



〜〜〜




君と、想いが通じあった日のことでした。



……このとき、時間がとまってしまえば良かったのに、
なんて、いまのわたしは思うのです。




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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク,ジミン   
作品ジャンル:恋愛
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて(ほんとに半年くらい探してました笑)やっと見つけられました( ; ; )このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます!! (2018年11月24日 13時) (レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)!素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです!これからも頑張ってください! (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました!楽しみに待っています! (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作成日時:2016年12月3日 10時

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