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季節は残酷にもとめどなく流れていき、
あっという間に俺とAが出会った冬になった。



NJ「おい、ジョングク」

「……なんですか、ヒョン」



バイトが終わり、
Aが待つ家に帰ろうとするとヒョンに呼び止められる。
何を言われるかは大体想像はついていた。



NJ「明後日、出発だから」

「……明後日?」



あまりにも残された時間は短かった。



NJ「ギリギリじゃないと飛行機安く取れなかったんだ。ごめんな。」

「……っ」

NJ「明日は準備とかあるだろうから、やすんでいいぞ」






イヤホンから流れる音楽も全部右から左に流れ、何を聞いているのかもわからないまま、
ただAの家までの道を歩いた。



「……ただいま」

『おかえり!』



この笑顔を見ることができるのはあと何回だろう。そう考えると、目に薄い水の膜が張ってきそうで、無理やりわらってみせる。





Aの頬を包み込んで、口をつける。

Aとキスをするのもあと何回だろう。
せめて、おれが消えてしまうまえに、たくさんのハグやキスをください。
俺が、Aの感覚を忘れてしまうことのないように。











『明日雪が降るんだって』



そう、嬉しそうに言うA。
……明日が雪なら、Aと見る雪はこれで最後。
きみとの時間の終わりがこんなにもつらいなんて、思ってもみなかったよ。



『雪、見に行かない?』



最後に、海の景色を記憶に残しておきたい。



「いいよ、明日行こう。」



俺とAの最後のデートは、俺たちが出会ったこの街の海で。




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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク,ジミン   
作品ジャンル:恋愛
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて(ほんとに半年くらい探してました笑)やっと見つけられました( ; ; )このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます!! (2018年11月24日 13時) (レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)!素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです!これからも頑張ってください! (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました!楽しみに待っています! (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作成日時:2016年12月3日 10時

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