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〜〜〜
日記が書かれている日まで読み終わって、
気づくと、ポタポタと涙が滴って、
ノートの、どのページも濡れていた。
毎日、ほんの数行ずつしか書いていなかったのに、
その数行だけで、
彼がどんな表情をしただとか、
触れる唇が温かかったことだとか、
彼の作ったオムライスの少し焦げてしまった味だとか、
すべてが鮮明に思い出されてしまうの。
おまけに、あの手紙まで、
ノートの最後のページから出てくるんだもの。
平気でいられるわけないじゃない。
私は、あの日から、変われなかった。
自分に無条件に優しくしてくれるジミンの好意に甘え、つらい現実から逃げた。
けれど、どうしても夜になって一人になると、
いなくなってしまった君の温もりが恋しくなって、
涙を流しながら、置いていったマフラーを抱きしめて、ぎゅうぎゅうではなくなったシングルベッドで丸まって眠っていた。
涙が滝のように流れ出てくるのに、
それでも、なにも無いよりはよく眠れた。
すこしでもジョングクのことを思い出す時間が減るように、勉強をひたすらして、
釜山の大学に合格した。
ジミンも私と同じところを受験して受かったのには驚いたけれど。
へミとテヒョンは、ソウル内の大学へ進学した。
合格した日ふたりに｢付き合うことになった｣って報告されたときはへミに抱きついて喜んだ。
へミも、テヒョンも、私がジミンに甘えて、逃げていることに、何も言わなかった。
軽蔑してもいいくらいなのに。
大学へ進学して、気がつけば２年が経っていた。
へミとテヒョンとは２人が帰省したときに、
ジミンと４人で集まったりして、
思い出話なんかをして、楽しかった。
……ジョングクのことを忘れた日は無い。
あの黒く澄んだ瞳は、いつだってわたしの心を捕らえて離さない。
ねえ、ジョングク。
いま何をしてる？
何を見て、何を感じて、誰といる？
笑ってる？泣いてる？
ご飯は食べてる？
恋はしてる？
……そんなこと、こんなところで思ってたって返事が返ってくるわけないのに。
君がいなくなって、
ひとりになって３度目の冬がきました。
私はいまでも君を想っています。
……いま、あの海で、泣けるくらい切ないラブソングが聴きたい。
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて（ほんとに半年くらい探してました笑）やっと見つけられました（ ; ; ）このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます！！ (2018年11月24日 13時) (
レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)！素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです！これからも頑張ってください！ (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました！楽しみに待っています！ (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月野
| 作成日時：2016年12月3日 10時
