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『…………』

JM「お前は、ジョングクと2人だけで生きてるって思ってるのかもしれないけど、」

『……そんなこと』

JM「……そう言ってるように聞こえる。
お前のことを心から大事にしてる人はジョングク以外にもいるんだよ!
俺も、へミも、テヒョンだって!
それに、お前を男手ひとつで育ててくれたお父さんに、俺、なんて言えばいいの?
海外から慌てて帰ってきて、青白い顔をして眠ってるお前を見て、どんな気持ちになると思う?」



ジミンが、わたしのために怒ってくれてるんだってわかった。
ごめん。ごめんね、ジミン。



『……じ、』



やわらかく抱きしめられる。
ジョングクとは違うあたたかさ。
じわり、と涙が滲んだ。



JM「……頼むから死ぬとか言わないでくれよ」



力なくそう言ったジミンに、
どうしようもない感情が渦巻く。



ジミンは、いつだってそうだった。
お父さんがアメリカへ発った日には、ずっとそばにいてくれて、いつもわたしがひとりにならないように、ずっとちかくにいてくれた。
そんなことを忘れてしまっていたわたしは馬鹿だ。





JM「A」

『…………』

JM「本当はこんなこと、こんなときに言いたくない。だけど、俺は、」

『やめて、言わないで』

JM「……A、好きだ。
どうしようもないくらい、ずっと好きなんだよ。」



いやだ、ききたくない、



JM「俺は絶対にお前を一人にはしないから」

『でも、わたしは、ジョングクじゃないとダメなんだもん!!!』



ジミンは、一瞬傷ついた顔をした。



『あ……ごめ、』



わたし、最低だ。



JM「いいよ、俺がいちばんわかってるから。
だけど、この気持ちをどうすることもできないんだ。
だからせめて、利用してよ、
寂しさを埋めることが俺に出来るかわからないけど」



笑って言うジミン。
……そんなこと、言わせてごめん。
ごめんね。




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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ジョングク,ジミン   
作品ジャンル:恋愛
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて(ほんとに半年くらい探してました笑)やっと見つけられました( ; ; )このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます!! (2018年11月24日 13時) (レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)!素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです!これからも頑張ってください! (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました!楽しみに待っています! (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月野 | 作成日時:2016年12月3日 10時

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