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JK｢俺、親の本当の子じゃないんだ。｣
『……え？』
JK｢小さいころ、両親が死んで、
俺の引き取り手が誰も居なくて、仕方なく、
母親の妹夫婦が俺を引き取ったんだ。
法律上そういう決まりになってるんだ、3親等内の人間が必ず引き取らなければならないっていう決まり。
……妹夫婦は俺を邪険に扱った。
生活だって最低限しか補助してもらえなかった。｣
『そんな……』
初めて聞くジョングクの家の話。
そんなの、想像もしてなかった。
JK｢……妹夫婦は俺が高校を卒業して、はやく家から出ていってほしいんだ。
俺は邪魔者だから。｣
『……ジョングク』
JK｢だから、よく海にいって、時間を潰してたんだ。
そしたら、Aに出会えた。
白くて、愛らしくて、天使だと思った。
……ほんとに天使だった。
俺をこんな黒くて深い沼から引きずり出してくれた天使。｣
『……なにそれ(笑)』
天使って、大袈裟な。
JK｢……引きずり出してくれて、ありがとう。
俺、Aと出会わせてくれた神様にほんと感謝してる。｣
『……いつでも、引きずり出してあげる。
だから、溜め込まないで。
わたしには全部話して。
ジョングクの弱いところもわたしが
ぜんぶ受け止めるから。』
ジョングクが大好きだから。
ずっとずっと大好きだから。
だから、救いたいんだ。
君が抱えてることすべてから。
『……あと、うちにしばらく泊まってかない？』
JK｢……は？｣
ばっとジョングクが顔をあげた。
『……うちのお父さん、海外に赴任してて、
帰ってこないから、
ジョングク、帰りたくないんでしょ？
ちょうどよくない？』
ナイスアイデアだと思うんだけどな。
JK｢……A、俺ら付き合ってるんだよ？｣
『……ん？知ってるよ？
見知らぬ人より全然いいじゃん！』
それに、ジョングクともっとたくさん一緒にいれるんでしょ？
わたしにもジョングクにも得があるじゃん！
JK｢……｣
『……ごはん、作れるよ？』
JK｢……｣
もう一押しか。
『何が食べたい？』
JK｢……オムライス｣
よしきた！
『了解、今日も塾でしょ？
作って待ってる。』
こくり、とジョングクが頷く。
あー可愛いなあ、もう。
JK｢……我慢出来るかな。｣
『んー？そんなにオムライス食べたいの？
美味しいの作って待ってるね！』
JK｢…………警戒心なさすぎて下手に手出せないじゃん｣
『え、なにが？』
JK｢なんでもありません。｣
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて（ほんとに半年くらい探してました笑）やっと見つけられました（ ; ; ）このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます！！ (2018年11月24日 13時) (
レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)！素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです！これからも頑張ってください！ (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました！楽しみに待っています！ (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月野
| 作成日時：2016年12月3日 10時
