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JK「……ごめん、
俺ぜんぜんAの気持ち考えれてなかった。」
『…………』
JK「……俺、Aより年下じゃん?」
ポツリと言葉をと落とし始めるジョングク。
『うん』
JK「だから、いつも、弱い自分を見せたくなかった。
……年下って、不利だよ。
学年違うから、他の男から遠ざけるのも難しいし、
でも、俺が追いつけないくらい、Aは綺麗になってくし、ずっと焦ってた。
そんな自分が嫌で、いつも余裕がある男でいたくて、
Aに弱い部分を見せたくなかった。」
『……そんな、』
JK「でも、間違ってたよな。
現にAを不安にさせて、泣かせたんだから。」
ジョングクがそんなこと考えてたなんて、知らなかった。
『……見せてよ、』
ジョングクの背中に手を回して、
ギュッとだきしめる。
『……その弱いとこも全部。
ジョングクのこともっともっと教えてよ。』
JK「……うん」
わたしの肩には、
まだジョングクの頭が乗ったまま。
『ゆっくりで、いいから。
いま思ってること話してみて?』
JK「……家に、」
家?
『うん?』
JK「家に帰りたくないんだ。」
『……なんで?』
ジョングクが家に帰りたくないなんて知らなかった。
そういえば、ジョングクの家庭環境とかなんにも知らないや。
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wannablecarat3(プロフ) - わたしが初めて#wannaoneで妄想を読んで泣いたお話です。もう一度読みたくてツイッターで探していたのですが見つからなくて(ほんとに半年くらい探してました笑)やっと見つけられました( ; ; )このお話とってもダイスキです。また読ませてもらいます!! (2018年11月24日 13時) (レス) id: 39e8549199 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - すごく泣いてしまいました(TT)まさに求めてたような内容で...(><)!素敵な作品ありがとうございます。続きも読ませてもらいますね (2018年1月8日 23時) (レス) id: f78d992b41 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - すごい泣いてしまいました、こういう作品をずっと探してたんです!これからも頑張ってください! (2017年5月6日 23時) (レス) id: 51c1afe3ea (このIDを非表示/違反報告)
mitunaynxx0917(プロフ) - 分かりました!楽しみに待っています! (2017年5月2日 23時) (レス) id: 7338e1e59a (このIDを非表示/違反報告)
月野(プロフ) - mitunaynxx0917さん» 二章はまだ下書き中なので公開していません(T_T)しばらくお待ちください (2017年5月2日 9時) (レス) id: a5e5b03616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月野 | 作成日時:2016年12月3日 10時