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Episode10 ページ10
〈JIMINside〉
「ジミナ。大事なお知らせがある。」
「パンPDニム!?お知らせですか？分かりました。」
10月中旬。突然姿を現したパンPDニムに驚いた。
でも、それより気になるのは“お知らせ"。
嫌な知らせだったらどうしよう。
留学期間を引き伸ばす？デビューの話はなし？
そんな事を考えながら速歩きのパンPDニムの後を
ついていった。
PDニムは、オシャレなカフェで止まった。
PDニムが入っていったので、僕も続いて入った。
窓際の一番目立たない席でPDニムは
コーヒーを2つ頼み、僕と向き合った。
「ジミナ。お知らせっていうのは、」
少し重い空気に息を呑んだ。
「10月25日に韓国へ帰ってもらう。」
「本当ですか！ありがとうございます！PDニム！」
10月25日がAの誕生日。
ギリギリ間に合うかも！嬉しい！
ん？でも25日って明日じゃ…
「PDニム、25日って明日じゃないですか。」
「いや、今日帰る。韓国では今日が25日だからな。」
今日!?すぐに準備しなきゃ！
「PDニム！じゃあ準備してきます！」
「それはジュリに任せてある。すぐに出発だ。」
「あ、はい！」
僕は嬉しくてたまらなかった。
Aの誕生日を祝ってあげられる！
サプライズで行きたいから、連絡はしない。
「A。待っててね。」
そう呟き、カフェを出た。
待っていて。
いま、会いに行くよ。
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作者名：Milk Cream(みーく) | 作成日時：2022年1月10日 15時
