短編集:雄馬くんとのラブラブ結婚生活【内田雄馬】

1.ある朝の出来事 ページ1

ピピピ ピピピ ピピピ……




『ん"……んぅ"』




雄 「んん〜……ん？！？」




『すぅ…すぅ……』




雄 「Aちゃん！！起きて！ねぇ！！起きてってば！」






ドンドンドン！！と強く叩かれ



『痛い…』と言いながら眠たい目を擦ると、



まるでキュルンキュルンと効果音がつきそうな目で



こちらを見つめる旦那様もとい内田雄馬君が。






雄 「今日仕事でしょ！遅刻だよ！！」




『あぁ！！！やばい！』




雄 「急げ！急げ！」




雄 「ご飯は作っとくからAちゃん顔洗ってきな！」






私達の朝はたま〜にこんな感じで大遅刻をし



ドタバタドタバタ部屋を走り回る。



…何故って、殆どは雄馬くんのせいである。






『あっ、ありがと！』






とりあえず服を着替えないと！



袖に手をかけるも服を着ていないことに気づく。



『っ〜！！』昨日の夜の出来事を思い出して



チラリと鏡に写った自分を見ると生まれたままの姿で



至る所に真っ赤なマークがチリチリと付いている。






『雄馬くん！！！！！！』




雄 「なぁに〜〜？」




『なぁに？じゃないでしょ！』




『何度も目立つ所に付けないでって言ったじゃん！』






ドアの向こうから頭を出しニヤける雄馬くんが



ご機嫌で歩いてきて、



「でもAが付けてって言ったんだよ？覚えてない？」



と耳元で囁き、何故かここで声優力を大発揮させる。



何とも意地悪な男の子。



『覚えてない』と言うと



「残念、でもAだって…」



と言い着ていたシャツを少しまくる雄馬くん。



そこには大きな赤いマークが………。






『そ、そんな……』



雄 「ね？これでお互い様だよ。それと、」



『それと？？』



雄 「その痕誰かに見せたら承知しないから」






神様どうか彼の魅力をこれ以上引き上げないで下さい。



腰を触りながらそんなセリフを吐く雄馬くんに



あわあわ…と言葉が出ず、



恥ずかしくて下を向きながら震えていると






「だ〜め、しょうがないなぁ。この続きは今日の夜ね？」






この子年上だけじゃなくてもう女子キラーですよね、、、、？

2.おつかれ→

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