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緑の地面。多分芝生だと思う。
寝転んだパステルカラーのキルティングマットが印象的。
母さんの笑う声、女の人の話し声。明るくて楽しそうで僕も楽しくなる。
ぺとっ。ぺとぺと。
つん。ぶにぶにっ。
誰かが僕のほっぺたを触る、つつく。
寝転がる僕を見下ろしてる男の子。
スタイまで真っすぐ伸びた涎をそのままに、僕のほっぺたをずーっと触ってる男の子。
それがテヒョン。
触り方がどんどんエスカレートしていって、止めてって思ったら。
ぺちん！
って叩かれた。
「……ぅんあああああああ！」
『あ！テテ！何してるの！ごめんねジミナっ！痛かったね』
『大丈夫！ちょっと強めに当たっちゃっただけだもんね〜？テヒョンくん！
ん〜？だいじょうぶだいじょうぶ？ね、ジミナ〜』
「うああああああーーん」
『あー。テヒョンくん、ビックリしちゃったみたい』
『もぉ〜。泣かせたテテが泣いてどうするの……』
僕の中の最初のお前の記憶。
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作者名：あがしおん
| 作成日時：2020年3月12日 2時
