検索窓
今日:10 hit、昨日:1 hit、合計:39,710 hit

Fake.7 ページ8

それからも海との不思議な関係は相変わらず続いていて。



一応、少しずつ慣れてきたかな?って感じ。



休み時間、噂をすれば彼がやってきた。



海「Aっ!」



『あっ、海!どうしたの?』



海「ごめん、英語の教科書貸して!」



『うん、良いよ!海が忘れ物するなんて珍しいね。』



海「今日時間割り見間違えちゃってさ!」



“でも、Aに会えたし、超ラッキー!”



なんて、さらっと照れるようなこと言ってくるところはまだ慣れない!



『そ、それは良かった!ほら、教科書!』



海「やった!超助かったよ!ありがとー!」



『どういたしまして!ほら、もうすぐチャイム鳴っちゃうよ?』



海「やっべ!次移動だった!
じゃあ、A!また後でね!」



私の頭を優しくぽんぽんすると、爽やかに教室を出ていった。



…やだ、絶対顔真っ赤だよ。



拓弥「ラブラブだねー。」



熱くなった顔をおさえて席に戻ると、突っ伏した拓弥がこっちを向いた。



『別にそんなことないし!』



海くんはきっと、誰にでもああいうこと出来るひとだもん。



拓弥「ねぇ、」



『なに?』



拓弥「ガチで海に惚れちゃった?」



そう言って、少しにやつく拓弥。



いきなり何を言い出すかと思えば!



『そ、そんな訳ないでしょっ!』



拓弥「ふ〜ん、怪しい。」



にやにやしながら私を見る拓弥が、もはやただの悪ガキにしか見えないんだけど!



『このきのこ野郎。』



拓弥「おい、口を慎め。」



なんて、自然と2人から笑みが溢れる。



何だかんだ、小さい頃からのこの感じが私は落ち着くんだよね。



『海くんは良いひとだよ、ほんとに。』



拓弥「うん、それは俺が一番よく知ってる。」



『あー、だよね。』



拓弥「海だったら、お前のこと任せても良いやって思ったぐらいだし。」



『え?』



拓弥「…俺の大切な幼なじみだからな、Aは。」



そう言い放つ拓弥の表情が、



何だか少し悲しそうに見えたのは、私の気のせい?

Fake.8→←Fake.6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
167人がお気に入り
設定タグ:超特急 , カイ , タクヤ   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れな(プロフ) - 楽しみです!!! (2017年1月13日 18時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)
Nozomi(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです。更新頑張ります♪ (2017年1月13日 8時) (レス) id: cbc88a5c7a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 更新待ってます!!!!!!!!とてもたのしみです!!!!!!!! (2017年1月13日 1時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Nozomi | 作成日時:2016年7月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。