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Fake.4 ページ5

予鈴のチャイムが鳴り、違うクラスの海くんは、



“じゃあ、Aちゃん。また放課後迎えに来るね!”



そう言って爽やかに帰っていった。



『ど、どうしよう…』



一応よく考えてOKしたつもりだけど、この先不安しかないよ。



拓弥「海も物好きだな。」



『え?』



拓弥「わざわざ自分からお前の彼氏を名乗り出るなんて。」



何だと?拓弥は海くんの優しさをちょっとくらい見習え!



『海くんは拓弥なんかと違うもん!』



拓弥「確かに、俺物好きじゃないしね。」



『そういう意味じゃないから!』



拓弥とそんな風に言い合いをしていると、ガラッと開く教室の扉。



自分の席につこうとした途端、突然拓弥に手首を掴まれた。



『な、なに?』



拓弥「大丈夫だと思うけど、もし何かあったらすぐ俺に言うんだぞ。」



“それだけ。”



小さな声でそう言うと、掴んでいた手首をパッと離された。



…一応、心配してくれてるんだね。
小さい頃からほんとに不器用なんだから。



それに答えるように、私も拓弥しか聞こえないくらいの声で



『うん、ありがと。』



感謝の気持ちを伝えて自分の席についた。

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れな(プロフ) - 楽しみです!!! (2017年1月13日 18時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)
Nozomi(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです。更新頑張ります♪ (2017年1月13日 8時) (レス) id: cbc88a5c7a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 更新待ってます!!!!!!!!とてもたのしみです!!!!!!!! (2017年1月13日 1時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nozomi | 作成日時:2016年7月9日 23時

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