Fake.19 ページ20
『ねぇ、ルールって…』
海「Aを好きにならないこと。」
『えっ…』
じゃあ、わたしなんて元々恋愛対象なんかじゃなかったんだ…。
どうしよう、そう思えば思うほど辛い。
『ごめん、なんかわたし… 』
海「いや、違うんだ。」
『違う…？』
海「俺の話、聞いてくれる？」
『うん、』
わたしは静かに頷いた。
海「俺さ、自分の勝手な好奇心で拓弥の邪魔だけはしたくないって思ってたからさ、」
『うん。』
海「Aのことをちょっとでも知れたら、あんな関係…すぐに解消するつもりだったんだ。」
『そうだったんだ…』
海「拓弥が唯一大事に想ってる女の子に本気になる訳ない、なっちゃいけないって思ってたから。」
『…うん』
海「でも…」
『でも…？』
海「俺、ダメだった。」
『え、？』
そう言って切なげに笑う海を黙って見つめる。
海「Aのこと、本気で好きになっちゃったんだ。」
『…う、そ』
信じられない海の言葉に思わず目を見開いて驚いた。
海がわたしのことを？そんなの信じられないよ、
海「自分でルール決めてAに近づいたくせに簡単に破っちゃったし、何より拓弥に申し訳なくてさ…」
“Aにあんなこと言っちゃったんだ…ほんとにごめん。”
申し訳なさそうに謝る海に、ただただ首を横に振った。
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れな(プロフ) - 楽しみです！！！ (2017年1月13日 18時) (
レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)
Nozomi(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて本当に嬉しいです。更新頑張ります♪ (2017年1月13日 8時) (レス) id: cbc88a5c7a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 更新待ってます!!!!!!!!とてもたのしみです！！！！！！！！ (2017年1月13日 1時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nozomi | 作成日時：2016年7月9日 23時
