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Fake.12 ページ13

そして、夏祭り当日。



拓弥に選んでもらった浴衣を着て、海くんとの待ち合わせ場所へ。



『海くんまだかな〜?』



わくわくしながら待っていると、



「だーれだ?」



突然誰かに目を隠された。この声はもちろん…



『海くん!』



海「正解!」



私が答えると、にっこり笑顔の海くんが現れた。



『えっ、海くんも…』



海「うん、俺も甚平着てきちゃった!」



『すごく似合ってるよ!かっこいい!…あ、ごめん。』



どうしよ、興奮しすぎてなかなか恥ずかしいこと言っちゃった…



急に恥ずかしくなって俯くと、海くんはそんな私の顔を覗き込みながら



海「ほんと?ありがとう。実は、Aの浴衣姿ずっと楽しみにしてたんだよ。」



“ほんと可愛い。すげーよく似合ってる。”



私の頭を優しく撫でながらそう言う海くんは、思わず見とれてしまうほどかっこ良かった。



『あ、ありがとう!これね、実は拓弥が…』



嬉しくなって、拓弥に選んでもらったことを話そうとしたその時、



海「、やっぱりそっか。」



なぜか急に曇る海くんの表情。



『やっぱり…?』



海「俺さ、見ちゃったんだよね。
Aと拓弥が超仲良さそうに歩いてるとこ。」



『そ、そうだったんだ!』



“それなら声掛けてくれたら良かったのに…”



笑ってそう伝えようとした瞬間、



海「大丈夫。拓弥ならきっと幸せにしてくれるよ。」



とても切なげに笑う海くんからの思わぬ言葉。



『な、何言ってるの…?』



そう聞き返すのでいっぱいいっぱいで。



頭の中が真っ白になるとはまさにこういうことなのかもしれない。





(久しぶりすぎる更新のため、季節感なさすぎてすみません。評価やコメントお待ちしています。)

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れな(プロフ) - 楽しみです!!! (2017年1月13日 18時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)
Nozomi(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けて本当に嬉しいです。更新頑張ります♪ (2017年1月13日 8時) (レス) id: cbc88a5c7a (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 更新待ってます!!!!!!!!とてもたのしみです!!!!!!!! (2017年1月13日 1時) (レス) id: 94ec8d74ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nozomi | 作成日時:2016年7月9日 23時

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