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アズールにも見せに行こうと寮長室へ向かうと、そこには双子とエルフディランも揃っていた。


「どうしたんです、ヴェール」


「アズールにも見てもらおうと思って。ほら、今日生まれたばかりのドラゴン。先生から許可は取ってるわよ」


「……我が兄妹ながら恐ろしいですね。とうとうドラゴンまで育て始めるなんて」


「褒め言葉と受け取っておくわ。撫でてみる?」


「…ええ」


正気か、と言いたげな双子の視線を浴びながらアズールは幼子に手を伸ばした。


怖がらせないようにゆっくりと触れ 何度か小さな頭を往復させる。くるくると喉を鳴らして尻尾を振る幼子に表情を緩ませた。


「……かわいい」


「そうでしょう?なのにジェイドもフロイドも触ろうとしないのよ」

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作者名:クヴァール x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年8月2日 14時

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