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アズールにも見せに行こうと寮長室へ向かうと、そこには双子とエルフディランも揃っていた。
「どうしたんです、ヴェール」
「アズールにも見てもらおうと思って。ほら、今日生まれたばかりのドラゴン。先生から許可は取ってるわよ」
「……我が兄妹ながら恐ろしいですね。とうとうドラゴンまで育て始めるなんて」
「褒め言葉と受け取っておくわ。撫でてみる?」
「…ええ」
正気か、と言いたげな双子の視線を浴びながらアズールは幼子に手を伸ばした。
怖がらせないようにゆっくりと触れ 何度か小さな頭を往復させる。くるくると喉を鳴らして尻尾を振る幼子に表情を緩ませた。
「……かわいい」
「そうでしょう?なのにジェイドもフロイドも触ろうとしないのよ」
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