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「封筒からして入れたのは妹ちゃんで間違いないと思うんだが……見覚えあるか?」
「いいえ、あまり………いえ 少し待ってください」
光に当たっていなかったおかげで写真の状態はいい。
幼い自分と、兄たちと、誰だか分からないもう1人。淡い藤色の髪と金色の目がそっくりだ。
「……今日、ペットホテルで見た方に似ているような」
髪をポニーテールに結い上げて、鋭い金色の目をこちらに向けていた。大戦の時といい今日といい 自分たちに対する妙な優しさを感じる。
しかし写真に写っている以上 兄弟なのは間違いないだろう。ここにいる3人以外に兄がいただろうか。
「状況から赤の他人ではないのでしょうけど……うーん…」
「どうせ暇なんだ 積田の奴らに聞いてみようぜ」
「そうだな しばらく仕事もねぇし」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年7月25日 20時