【十二大戦】仲間外れの御猫様、可愛がられる御蛇様 (ページ14) - 小説

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12 ページ14

「あんなデカブツ斬れる奴いんのか？」

「いるから斬られたんだろうが」

兄たちに口を聞く余裕すらない寵蛇はかなりグロッキーな様子になっていた。

もう20分は経つだろうか、もうじき解毒剤ができるはずだ。

寵蛇の能力は体内に取り込まれた毒の解毒剤を作れると共に自分の体液すらも毒に変えることができるというもの。

その代償として毒を分解するまでの間はこうして動けなくなるものだ。

「で、これからどうするお兄ちゃん」

「解毒剤があればこっちのもんだ他の奴ら同士の潰し合いが終わるまで待つ」

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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年7月8日 16時