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｢何故そうする必要がある｣
｢何故って……うーん、保身のためかな？｣
｢馬鹿か｣
息をするように吐かれた｢馬鹿｣にカチンとくる反面、絶対にハクアのせいにはしないというのを感じた。
素直にそう言えばいいのに。
｢私は守るものも失うものもない。保身をする意味がどこにある？｣
｢おや、僕はカウントしてくれないのかい？｣
｢守られる性質でもなければ失われるほど弱くもないだろう。枠組みが違う｣
特別、ということでいいのだろうか。ハクアは密かにニヤけたつもりだったのだがお見通しだったらしい 容赦なくはたかれた。
｢ニヤつくな 気色が悪い｣
｢もうちょっと手加減しておくれよ｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年4月14日 14時
