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「やれやれー」


「原因は君なのだけどね グラスィドール」


「アンタも落ち着きなよ、ぶつかられただけでしょ?」


ハクアを引っ張って後ろに回すグラスィドール。ノクスは男を数秒見つめたのちそっぽを向いてしまった。


「ああ?なんだお前、そいつの連れか?」


「これが僕の連れだよ」


「どっちも変わらねぇよ、お前が連れならお前が責任取りやがれ」


「謝ったけど許さないのはアンタじゃん。かすり傷ひとつない癖にギャンギャンうるさいよ」


「んだと!?」


ハクアはハラハラしていた。男はかなり屈強そうだ、細いグラスィドールは今にも折られてしまいそうで。


いや心配しているとかではない。断じて。

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月26日 23時

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