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「アンタだけだよ、あの頃に誰も殺してなかったのは」
「……そうだろうね。僕は守られていたから」
「クロロは渋ってたけどね」
初め、クロロはハクアに人殺しをさせることを渋っていたとグラスィドールは言う。
ただ1人の妹は汚したくないと零す彼を引っぱたいたことも覚えている。何甘いこと言ってんの、と酷く冷たい声が出たことも。
四肢の大半が欠けているゆえに昔は這いつくばって半死半生だったグラスィドールにとってクロロの発言は甘え以外の何ものでもなかったのだ。
「この街でそれでアレは…あ、アレってアンタね。生きていけるわけないって言ったの」
「だからか……あの時の兄さん やけにこう…なんだろう、冷たかったというか淡々としていたのかな」
「たぶんね」
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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2019年1月26日 23時