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数ページ適当にパラパラとめくる。


ふと、ハクアの顔色が変わったことにグラスィドールは気づいた。


視線の先にはかつて自分たちが殺したクルタ族の緋の目。


確か あの時がハクアの初仕事だったし、その時に初めて人を殺めたのだろう。



「欲しいのそれ?」


「…いや」


「あっそ じゃあ見なきゃいいじゃん」



これはどう?、と次のページへ。



「…今でも、覚えてるんだ。
初めて自分と関係ない人を殺した感覚を」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月26日 23時

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