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｢フシャーーッ！｣
｢ああもうカンカンじゃないか……｣
｢ノクス、レディが牙剥き出しにしないの｣
｢きゅーん……｣
グラスィドールが宥めてもノクスは鬼のような形相で唸るばかり。ロボは耳もぺったり寝かせて尻尾は足の間に入れてしまい、床に伏せてすっかり怯えていた。
体躯はロボの方が何倍も大きいのに、ノクスが威嚇する度にビクついていた。
｢なになにどうしたの ケンカ？｣
｢ヒントはロボの大きさと頭からヨダレまみれの僕｣
｢…オーケー分かった｣
咥えちゃったのかー、とシャルナークがロボの前にしゃがんだ。怒り心頭のノクスの鳴き声を聞いては苦笑する。
｢あ、鼻にちょっと怪我してるじゃん。猫パンチくらったの？｣
｢そうなんだ 自業自得と言われればそうなんだけどね
団員は咥えちゃダメだって言ってるのに｣
｢ベッタベタだからシャワー浴びてくる｣
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作者名：クヴァール&くろのちか x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年1月26日 23時
