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ごじゅうなな ページ23

「如何して気付いたんです?」

ただ気になっただけ。

「嗚呼、確かに。
ポートマフィアが手出ししてこなかったのは驚いたよな。」

「簡単だよ。
あのトロピカルジュース、私達も飲んだからだ。」

…そういう事。
確かに飲んだ気がする。

「大抵の毒への耐性は付いてる私達だけど、
流石に世界に一つの出来たてほやほやの毒なんて耐性のつけようが無いからね。
本当にそうなら、私達も今頃寝込んでる筈。
そして確信に変わったのは森医師(せんせい)からの電話だ。
“生徒全員、生きて帰れるよ。”ってね。
手出しをしなかったのは、渚くんが勝つって分かっていたからさ。
もし君が負けると私が読んだら
うちの白獣と夜叉があの鷹岡とかいう男の胸を貫いてるね。」

「そんなの普通分かんないって…」

「ねぇ、太宰さんって何者?」

「なんだい?
ポートマフィアの首領だけど?」

「「「はぁ!?」」」

態と俺達に隠させてた癖に。
態とらしく治さんは笑う。

「そんな事より、鏡花さんを探さなくては。
Aさんも何処か安静な処で森さんに診せて休ませましょう。」

「そうだねぇ。
そろそろ目星が付いた頃かなァ。」

…?目星?

「先刻、織田作達(本部)に連絡したのだよ。
きっともう尻尾を掴んでいる頃かもね。」

仕事疾…

「却説、流石に私達は政府のヘリなんかに乗れないからね。
ホテルに戻ろうか。」

「今、車を寄越させます。」

部下に連絡して、崖の下に車を寄越す。
そんなこんなで其の日は終わった。


ーー


「ん…」

「あ、目、覚めたかい?」

最近、起きると何時も森医師(せんせい)が居るなぁ。

「はい。
今何時ですか?」

「ん〜5時くらいじゃない?
夕方だよ。」

窓から夕日で真っ赤に染まった海が見えた。
丸一日よりは短かったな。
…ていうか…

「姉さんの行方は?」

「嗚呼。鏡花くんかい?
もう見つかって救助されたよ。
如何やら、織田くんと黒蜥蜴が赴いた様でね。」

「…嘘…もう見つかったんだ…
良かった…」

「…皆んな、砂浜に出てるみたいだよ。
行って来たら如何だい?流石に、海には入っちゃ駄目だよ。」

そうか…
明日の朝には帰るんだもんね。


ーー


「肝試し?」

「そうです!」

良いじゃん肝試し。

「じゃあ、脅かす側で。」

「そりゃ楽しそうだな。」

「僕もやるんですか?」

「安吾もやる!
私と3人で滅茶苦茶に怖がらせようじゃないか…」

「「「(((すごい不安だ…)))」」」

そういうの大好き。

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*sugar* - こんにちは〜!2021年のお誕生日おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2021年1月18日 16時) (レス) id: c71c96e89f (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 黒咲椿さん» やざじいでずねぇぇぇ( ;∀;)頑張ります!!!! (2019年1月22日 0時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
黒咲椿(プロフ) - みるくれーぷ。さん» いえいえ、これからも頑張ってください! (2019年1月21日 6時) (レス) id: ce4172799b (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 黒咲椿さん» あ、すみません…今になってめっちゃ言葉おかしいの分かりました。なんで有難うございますって二回続けたんだ…すみません!!! (2019年1月21日 6時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)
みるくれーぷ。 - 黒咲椿さん» 有難う御座います。祝ってくれて有難う御座います! (2019年1月20日 17時) (レス) id: 830fe45671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるくれーぷ。 | 作成日時:2018年12月6日 20時

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