BROTHERS CONFLICT ♪私の自慢のお姉ちゃん♪

２３話 ページ24

話終わると聞いた者たちは呆然とする者、涙する者がいた

祈織「〜と言う訳だよ」

椿「(人2)ちゃんにそんな過去が…」

梓「辛かったね」

(人2)「いえ…もう…過ぎたことよ」

バロンは(人2)の膝に飛び乗り心配そうに見てきた

バロン「(人2)…」
(人2)「大丈夫よバロン…いつまでも過去に縛られてはダメだもの…」

絵麻「お姉ちゃん！！」

と抱き締められた

(人2)「絵麻……泣かないで、私は大丈夫だから、ね」

絵麻「でもお姉ちゃん…辛そうだよ！」

(人2)「っ……そうね、凄く辛いし悲しいわ…でもね、そこで立ち止まってはいられないの、ちゃんと前を見て生きていかなきゃいけない…兄さんの分も」

全員「っっっ！！！！」

(人2)「だから大丈夫よ」

と絵麻の髪を撫でた
兄弟たちは(人2)の心の強さを思い知った

祈織「やっぱり(人2)さんは強いね」

(人2)は困った顔で…

(人2)「…立ち直ってここまでに何年も時間があったもの」

祈織「そっか…」

要「……(人2)」

(人2)「要さん…昨夜は失礼しました」

要「いや、謝らないで…謝るのは俺の方だ、ごめんよ」

(人2)「いいんです…もう大丈夫ですから」

といつもの微笑みを要に向けた

(人2)「それじゃ私はこれで失礼します」

右京「もう、お帰りになりますか？」

(人2)「ええ…あっ！その前に」

と台所に行き、大きな袋を持ってきた

(人2)「これ、私からの感謝の気持ちです」

右京「これはっ！」

弥「わぁ！マフィンがいっぱーい！」

(人2)「皆さんで食べてください」

右京「ありがとうございます(人2)さん」

(人2)「いえ、それじゃ私はこれで…お邪魔しました」

絵麻「あ、お姉ちゃん！下まで一緒に行こっ！」

(人2)「ええ、行きましょうか」

と一緒に外に行った。バロンを置いて

祈織「兄さん達、(人2)さんは渡さないよ」

兄たち「！？！？……」

兄たちは驚いたがすぐに火花を散らし始めた

椿「言うね〜俺も負けてらんないな〜」

要「もちろん俺も渡すつもりはないよ」

右京「私も居るのを忘れないように」

梓「《僕もゆっくりしてられないな》」

バロン「(人2)…これから大変になるぞ、この男共」

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