27.Boy_感謝 ページ27
「ヤァーーーーー！！！！！！イデフィーーーーーーー！！！！」
「はい！！ほんっとにごめんなさい！！！！！」
「お前ほんとに、ほんとにそれ思ってんのかああああああフザケンナアアアア」
仁王立ちで閻魔のように顔を真っ赤にして、頭から煙が出るんじゃないかってくらい怒って大きな声を浴びさせるマネヒョンの前で土下座をすること15分。
いや、本当に自分が悪いと思っている。
無事に日付が変わる前にホテルに戻ってくることができたのはいいものの、ホテルのロビーの椅子で僕を待っていたのは、スマホ片手に急かすように右足を動かすマネヒョンだった。
「お前なあ、ヒョンたち四人はちゃんとホテルに時間内に戻ってきたぞ？
お前がいないって、気づいてすぐに俺に電話をくれたのはヨンミナだったし、走り回ってお前のことを探してこけて足を擦りむいたのはウジナだ。ドンヒョンとウンだって、いろんな人に電話をしてお前がいないか確認してくれたんだからな？？
お前の自己勝手な行動で、いろんな人に迷惑をかけたってことくらい、わかるよな」
「...はい」
「後で詳しく、今日のことは聞くから。今後こんなことが起きないのが一番だが、もしあった場合は、一番に俺に連絡するように。
明日ここを発つから、今日はゆっくり体を休めとけ」
「はい」
「ただ、」と僕に背を向けかけたマネヒョンは再び僕の方を向いた。その表情はさっきの閻魔と違って、いつもの優しいマネヒョンだった。「ちゃんと、ここに帰ってきて偉かった。無事でよかった」
「...っ、本当に、ごめんなさい....」
「泣くな泣くな。男だろ？話は後で聞くから。今日は体を休めろよ」
「...はいっ」
「ん。おやすみ」
「...おやすみなさい」
ぽん、と音を立てて僕の頭に置かれたマネヒョンの手は、とても暖かかった。
その後、ヒョン達が僕の元に駆け寄ってきて、たくさん声をかけてくれた。心配もしてくれた。
あんなに迷惑をかけたのに、誰も怒らずに「よく帰ってきた」って声をかけてくれた。
そのヒョン達とマネヒョンの優しさに、涙が止まらなくて。
僕は部屋に帰った後もずっと、ずっと布団にくるまって自分の責任感の欠ける行動を後悔して、ヒョン達とマネヒョンに感謝した。
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gumi - ルリアさん» お返事遅くなって申し訳ありません;; 今日は休みだったのでたくさん更新できました^^ はい！頑張ります！ (2019年7月7日 17時) (
レス) id: 0228b74d8d (このIDを非表示/違反報告)
ルリア(プロフ) - うわぁ！たくさん投稿してくれてありがとうございます！どんどん話が進んでって楽しくなっているのでこれからも頑張ってください！ (2019年6月16日 11時) (レス) id: c7ec6efbc7 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - ルリアさん» わぁー！ありがとうございます！嬉しいです！はい！更新頑張るので楽しみに待っていてください^^ (2019年6月16日 3時) (レス) id: 574c7b7109 (このIDを非表示/違反報告)
ルリア(プロフ) - すごく面白いので、もっと投稿して欲しいです！頑張ってください！ (2019年6月15日 22時) (レス) id: c7ec6efbc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gumi | 作成日時：2019年6月15日 16時
