薔薇が34輪 ページ35
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_夢主SIDE
私が水道に着いてすぐ、雪芦がやってくる。
『…雪芦先輩。…私を折れなくて、潰せなくてイライラしているでしょう?』
雪芦「…は?」
『分かりますよ、そのイライラ。どうして音駒や白鳥沢が貴方の方に堕ちないのか、とてもむかつくでしょう?』
図星なのか舌打ちをしてスクイズを乱暴に扱う。
雪芦「…そうよ。…でもいいの。及川先輩や菅原先輩がこちら側にいるもの。」
『でも、どうでしょうか?…私はまだまだ余裕ですが?』
雪芦「さぁ、どうだろうね?…その余裕も数日で崩れるかもよ?」
ニヤニヤしている。
これは、何かを仕掛けるという宣戦布告か、はったりか。
『…あぁ、そうだ。…これは忠告ですが、もう少し考えて行動してはどうでしょう。…きっと味方が増えますよ。』
雪芦「…はぁ?」
信じられない、という目で見てくる。
ふふ、不思議で仕方ないでしょう?
でも、貴方は愚かだから忠告を無視する。
大事なことなのにね?
貴方の行動には矛盾が幾つも生じてるの。
だから、音駒や白鳥沢は向こうに着かないし、何時か、烏野でも反乱者が出てくるかもしれないわね。
その時を楽しみに待ってるわ。
貴方の歪んだ顔を見るのを。
タオルを取りに行き、ベンチに畳んでおく。
時計を見ると、お昼ご飯の準備を始めないといけない時間なので仁花に声を掛ける。
『ねね、時間大丈夫?』
谷地「え?…あっ!!ごめん!ちょっと行って来る!」
『はいよ〜。』
ピピーと試合終了の笛が鳴れば、腹減ったーとベンチへ向かってくる。
タオルとスクイズの籠を置き、記録の整理をすると見せかけ頭の中を整理する。
勿論、手を動かしながらね?
___________愚か者は女王の策略に溺れる。
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チェリー - 夢主かっけぇぇ!! (2021年5月11日 17時) (レス) id: 4fdbe42b4c (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです!これからも頑張ってください!続き楽しみにしてます!!こ (2019年1月19日 16時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
+柚+(プロフ) - めいさん» コメント有難うございます!更新亀さんなので見る人飽きちゃうんじゃないですかね?笑 ありがとうございます!更新頑張ります! (2018年8月20日 17時) (レス) id: 4d7a3986a4 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - なんでこんなに面白いのに人気にならないのか不思議。。更新頑張ってください、めちゃめちゃ応援してます!!! (2018年8月17日 17時) (レス) id: c87e98eb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+柚+ | 作成日時:2018年8月4日 13時