薔薇が30輪 ページ31
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＿夢主SIDE
『泣きたい時は泣くべき。…もう少し私に弱みを見せてくれたもいいと思うんだけど？』
影山「…っ。」
手を握る力が強くなった。
こらえなくてもいいのに。
『…辛いとき、支えてくれる仲間がいる。…苦しいとき、すべてを受け入れてくれる仲間がいる。…私が辛い時、苦しい時、いつでも一緒に居てくれたのは飛雄だよ。いつでも、一番に気づいて、支えてくれたのも飛雄だよ。…今度は私が飛雄を救う番。』
優しく語りかける。
『またあの時みたいな飛雄は見たくないの。…だから、ゆっくりでいいから話して頂戴？』
影山「俺、昨日、…怖かった。…あの後、部屋に戻ったら、嫌な感じ、した。」
昨日、雪芦のあれか。
昨日は飛雄は烏野の部屋に戻ったはず…。
影山「今日の、朝も、嫌な感じだった…。…練習が、始まって、…忘れられると、思って、た。…っでも、」
__トスを上げた先には誰もいなかった__
影山「息ができなかった、周りの音が、聞こえなかった。っ苦しかった、辛かった…。…っ俺、」
そこまで言って、飛雄の目からは涙が溢れた。
ダムが決壊したかのようにとめどなく。
どれだけ辛かったのか、我慢してたのか、すべて伝わってくる。
私よりも10�儷瓩�高い飛雄がとても幼い。
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試合はもう始まっているだろう。
後で仁花に謝らなきゃだ。
飛雄も泣き止んで泣き疲れたのかうとうとし始めた。
手は握られたまま。
『ふふ…。…少しはすっきりした？』
眠そうにしながらもおぉー…と答える。
『…私は、飛雄のマネージャーだね。』
影山「じゃあ、俺はAのセッターか？」
『ふふ。…そうかもね。』
私がクスクスと笑っていると飛雄が私をじっと見ていた。
『な、なに？なんか変かしら？』
何も言わずじっと見つめた後、唇にちゅ、とキスを落とした。
突然の行動に私は硬直。
『…っ！？！？？！』
すると飛雄が口を尖らせてそっぽを向いてしまった。
だから私も頬にちゅ、とキスをした。
『お返し。』
さ、体育館に戻ろうと言おうとしたところで、手を引っ張られた。
私はバランスを崩して飛雄にダイブした。
『ちょ！？』
飛雄は私を抱え込んだ。
影山「悪い。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿女王様の王子様…？
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チェリー - 夢主かっけぇぇ！！ (2021年5月11日 17時) (
レス) id: 4fdbe42b4c (このIDを非表示/違反報告)
くれは卍(プロフ) - この小説もっと読みたいです！これからも頑張ってください！続き楽しみにしてます!!こ (2019年1月19日 16時) (レス) id: 325596c204 (このIDを非表示/違反報告)
＋柚＋(プロフ) - めいさん» コメント有難うございます！更新亀さんなので見る人飽きちゃうんじゃないですかね？笑 ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年8月20日 17時) (レス) id: 4d7a3986a4 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - なんでこんなに面白いのに人気にならないのか不思議。。更新頑張ってください、めちゃめちゃ応援してます！！！ (2018年8月17日 17時) (レス) id: c87e98eb4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＋柚＋ | 作成日時：2018年8月4日 13時
