【HQ】綺麗な花には毒がある

薔薇が23輪 ページ24

.

＿夢主SIDE



『…かなり悪い子ね？』

国見「そうだね。…さぁ、A。ラストはどうする？」

金田一「楽しそうだなお前等。」

影山「楽しんだもん勝ちだぞ、金田一。」



私達4人はかなりあくどい笑みを浮かべていると思う。



『あの時みたいにしたいのだけれど…、無理そうかしら。』

国見「もいうっそ、この合宿でやっちゃえば？」

金田一「そしたら俺達も直で協力できるぞ。」

月島「チョット、北一さん達。僕達にもわかるように説明してくれない？」



4人で会話をしていると蛍達が割り込んできた。

後ろでは翔陽もそうだそうだー！と言っている。



『…ごめんなさい。…って、飛雄、どうしたの？怖い顔して。』

影山「…なんか引っかかるんだよな…。」

国見「俺も。」

金田一「俺も。…夢村ってやつ、知ってる気がするんだよなぁ。」



私も、そう言おうとしたところで思いだした。

夢村姫奈は知らない。


ただ、夢村桃花は知ってる。



『…夢村桃花、でしょ？』



そう言葉を発すると、3人ははっとした。

木葉さんも知っているみたいだ。



国見「彼奴か。」

影山「おい、もしかして…！」


月島「…だから、そこだけで話を完結させるんじゃないって言ってんの。」



蛍がゴゴゴゴという効果音が付きそうな顔で言った。

忠がヒｨと悲鳴を上げている。



『…ご、ごめんなさい。…説明するから座って頂戴？』



蛍ははぁ、とため息をつき大人しく席に座った。



『…夢村桃花は、元北川第一の生徒。…そして、私達が手を染めてしまった事件の発端＿＿』





＿＿＿＿＿＿＿＿＿女王様の過去、波乱なり

薔薇が24輪→←薔薇が22輪

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す