【HQ】綺麗な花には毒がある

薔薇が16輪 ページ17

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＿夢主SIDE



合宿当日の朝。

合宿地は宮城、なので集合は少し遅め。



『…はよ。』

影山「随分眠そうじゃねえか。」

『…まぁね。』



朝は基本、飛雄と登校する。

中学から一緒だしね。





谷地「あ！おはよ〜！！」

日向「影山もおはよう！」



朝から元気なチビ2人。

隣では飛雄が大欠伸。



『おはよ。…楽しみね？』



3人にそう問えば、悪い顔をして、そうだねと。


この顔だーいすき♡





月島「おはよ。…なんでみんなそんな顔してんの？」


朝からこんな顔してる人いないよね。流石に。





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バスの中では大騒ぎ。

2年生の五月蝿いコンビが特に。



私は飛雄と、蛍は忠と、翔陽は仁花と座った。





合宿所に到着すると、東京勢を除き全校揃っていた。

荷物を降ろし合宿所に置く。


流石白鳥沢…。

烏野のちょっとぼろめな合宿所とは違い綺麗だな。




『マネージャーいないんですね。』

清水「…そうね。じゃあ、荷物を置いて下に集合ね。」



一番奥の部屋に入り、荷物を置いて下に降りる。

隣の部屋は白鳥沢。前が梟谷。





下に降りると、丁度東京勢が着いた頃だった。

案内は白鳥沢の部員がしてくれるらしい。


鳥養「ここから白鳥沢高校の体育館に移動だ。いいな、絶対迷子になるなよ？」


2年暴走組に言い聞かせるように言う。


「「う、うぃっす。」」






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体育館に行くとかなり綺麗だった。

流石強豪校…。



主将が集合して説明を受けている間、マネージャーも集合して会議。

ただ、梟谷のジャージを着たマネージャーの様子がおかしい。


若干の怯えがある。


雪芦の方にチラと視線を向けると憎悪に塗れた視線を送っていた。




…そう言う事ね。



『…潔子先輩。…あの人と雪芦を一緒にしちゃダメです。多分。』


小声で潔子先輩に伝える。

潔子先輩は分かったと一言。



清水「姫奈ちゃん、菅原が呼んでたよ。…多分急用だから、早めに行った方がいいかも。」

雪芦「はぁ〜い。分かりましたぁ。」






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿憎悪に溺れる黒い雪。

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