第21話 ページ23
『(あー！美味しかった！大満足ｩ！)』
夕食を食べた後部屋に戻った私はウキウキ気分であった。
うどんに乗った油揚げにしゃぶりついた時に八君に
「その狐のお面をつけて油揚げを嬉しそうに食べてると、本当の狐みたいだな」
と笑いながら頭を撫でられた事なんて断じて気にしてないのだ。断じて。
…嘘です。タケメンオーラすごかったです。顔が良すぎた。
まぁ、あれは多分どんなに身構えてても無理だったんだ。私ではあんなイケメンオーラには耐えられない。イケメンつよいや。
部屋に戻った後、すぐにお風呂に入り、再び部屋に戻った。部屋とお風呂の間をシャトルランした気分だ。
…自分でも何を言っているのか分からない
きっと今日は今までにない程濃い1日だったから疲れているのだろう。
さっさとお面外して寝てしまおう。
このお面意外と蒸れるんだよね。顔半分びちゃびちゃになるよ。
しかも今はお風呂上がりだから尚更湯気でびちゃびちゃよ。(きたない
こんな時間に人が訪れることも無いでしょ。
「あっ！A〜！少し良い〜？」
『えっ、ちょっ、待っ』
私がそう言う前に襖が開いてしまった。
完璧なフラグ回収である。私としたことが。
「……ふーん、結構可愛い顔してんじゃん」
『…』
勘ちゃん、色々言いたい事はあるけど1つ言うね
少し良い〜？って聞きたなら、返事するまで襖を開けるんじゃねえ！！
＿＿＿
色々取り乱したけどしばらくして落ち着くことが出来た。お面をすぐ付けようとしたら何故かお面を勘ちゃんに取られてしまった。
可及的速やかに返しやがれ下さい。(必死)
そのお陰で私は現在全く勘ちゃんの顔を見れてない。
確実にお面無しの状態の今、勘ちゃんのべらぼうに良い顔をみたら気絶する。
「あのさ、」
『…な、なななんでしょう』
「ぶふっ…緊張しすぎ。……Aってくノ一になりたいんだよな？」
な、何だ急に…この学園で1人になってまで忍術学んでる理由なんてくノ一になりたいから以外ないでしょうに。
『そ、そうですが』
「山本シナ先生に男が苦手って言うのは聞いてるよ。でも、一人前のくノ一になるのに男が苦手なままじゃダメだろう？」
『うぐっ…ご最もです。』
「だから、さ？」
グイッと腕を掴まれた
『？！？』
「…俺が男慣れするように、協力してあげるよ。」
そのまま勘ちゃんは私を胸に引き寄せ囁いた。
一度に色々起きすぎてキャパオーバーである。
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凛(プロフ) - 続きすごく楽しみにしてたので更新とてもありがたいです！また楽しみに待ってます！ (4月27日 8時) (
レス) @page46 id: c045f3c206 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです！！主さん無理しすぎないでください！更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるる | 作成日時：2020年2月12日 21時
