くのたまは忍びたい

第31話 ページ34

「さぁ！生物委員の活動場所、生物小屋に着いたぞ！」


『わぁ…』



八君に連れてこられた生物小屋には沢山の可愛い動物がいた。たぬきにうさぎにひよこに…
そしてそんな可愛い動物達がいる横にまたまた可愛い下級生達が並んでいるではないか！
ここがオアシス。ありがとう世界。



「さぁ、皆！自己紹介するんだ」



「はい、竹谷先輩。…僕は3年い組の伊賀崎孫兵です。そしてこちらは！！毒蛇のジュンコです！！…あぁっ、今日も美しいよ…ジュンコ…」



『あ、あはは。よろしくお願いします…』



ジュンコさんを紹介した後、伊賀崎君は自分の世界へ入ってしまった。うん、結構ロマンチストなんだな。
本人がすごく幸せそうだから別に良いや(ほのぼの)



「こっ、こんにちは！1年ろ組の初島孫次郎です…！」



一生懸命伝えてくれた。



『うん、よろしくね』



頭を撫でると初島君は安心した様に笑った。
…天使だ(悟り)



「僕は1年い組の上ノ島一平です！A先輩はどんな生き物が好きですか？！」



元気いっぱい上ノ島君が質問してきた。
ううっ、1年生がわ"いいよ"ぉ



『よろしくね。好きな動物は…鷹とか鳶とかかっこいい鳥が好きだよ。(あとチベットスナギツネとハシビロコウ)』



チベスナとハシビロコウは実物を是非とも見たいところである。
話がややこしくなるだろうから敢えて言わなかったけど。



「わぁあ！分かります！！！僕もかっこいい鳥大好きです！！」



『そうなんだ、一緒だね』



頭を撫でる手が止まらない。癒しだわ。



「はいはーい！僕は1年は組の佐武虎若です！よろしくお願いします！」



『よろしくね…って佐武？佐武って…あの佐武鉄砲隊の？！』



「はいっ！ご存知なんですね！」



『1度くノ一教室の実習で火縄銃の取り扱い方を教えて頂いたんだ』



「ということは！照星さんにもお会いしたんですか？！」



『うん。照星さんが火縄銃を撃つ姿を初めて見た時はすごすぎて、びっくりしたなぁ〜…』



「ですよね！！照星さんは…」



佐武君と照星さんトークに花を咲かせる。
楽しい。



「もう！虎若！僕も自己紹介したいんだけど！」



「あっ、ごめん三治郎！」



「もう！全く…A先輩こんにちは！夢前三治郎です！走るのが得意です！あと、カラクリが大好きです！」



『うん、よろしくね。…カラクリと言えば笹山君もカラクリが好きだと言っていたね』



そう言うと夢前君の目がぱぁっと輝いた
やだ可愛い。

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