第3話 ページ4
学園長先生の庵から退出した後私は泣く泣く明日移動する為の準備をした。もう諦めよう。地味貫こう。そうしよう。
元来男の子と絡むことなどほぼ無い私にとってまるで地獄のような状況である。そもそも私の事なんて知ってる人いないだろ…モブだよモブ。
準備も終わったし、現実逃避もしたし、この事が取り消しにならないか願掛けもした。しかし状況は変わらなかった。当たり前である。
『うぅ、ほんとに嫌だけど…忍たまの方へ偵察にでも行くか……』
うん、全然個性的な人とかいないかもしれないじゃん！大人しめの優しい人ばっかりかも!!!
＿＿＿＿＿だと思ってた時期が私にもありました。
私は木の上や塀の後ろを移動しながら偵察をしていたのだが…
『(何だこの個性強いひと達…)』
ちょうど午後の授業が終わったのか委員会活動をしていたのでしばらく偵察をしたのはいいけど…
「いっけいけどんどぉぉん！！」
「「「「「ぎゃぁぁぁあ」」」」」
「左門寝るなぁ！！」
「潮江先輩…怒鳴られると頭に響くので…」
「寝てない…僕は寝てないぞ…」
「ぎゃあああ！！」
「「「伊作せんぱーい！！！」」」
「すごいスリル〜」
「小平太ぁぁぁあ！また壁を壊しやがってぇぇぇ！」
「食満先輩落ち着いて！！！」
「ひぃぃ」
「お腹空いたよぉ〜」
「我慢するんだ！！しんベヱ！！」
「生首フィギュアが飛んできたー！！」
「おやまあ…」
「生首フィギュアが飛んでくる予習なんてしてないよお！」
「お前達落ち着けぇぇぇぇ！！」
「本が…出しっぱなしに、されている…ﾌﾍ、ﾌﾍﾍﾍ」
「中在家先輩！僕が直しますから落ち着いてくださぁい！」
「本に小銭が挟まってるぅ〜ｱﾍｱﾍ」
「今日は冷奴だぞ〜！豆腐の素材を活かすことが出来る素晴らしい料理だよなぁ！」
「あははは…ははは」
「チョキチョキチョキ〜☆」
「ジュンコォォォォ！どこ行っちゃったのｫｫｫｫｫ！」
「大山兄弟も居ません！」
「カメムシのツボもどこかへ行ってしまいましたァ！」
「だぁぁぁあ！みんなで探すぞぉ！！」
「今日も各委員会平和に活動していますね。安心安心。」
「庄ちゃんったら」
「相変わらず」
「冷静ね」
『……ｳﾝ、ﾜﾀｼﾊ、ﾅﾆﾓﾐﾃﾅｲ』
私はチベットスナギツネの様な顔をしてくのたま長屋へ戻った
「ん？今何か居たな…」
まさかバレてるとは思わなかったよね
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凛(プロフ) - 続きすごく楽しみにしてたので更新とてもありがたいです！また楽しみに待ってます！ (4月27日 8時) (
レス) @page46 id: c045f3c206 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 落ち着いてきたら((訂正 すみません間違えました💦 (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
りょう - 神すぎる話 主さんや無理しすぎないでね。ずっと待ってるんで落ち着いてたらあげてください (1月6日 22時) (レス) @page43 id: b1dc6a3759 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - すごく面白かったです！！主さん無理しすぎないでください！更新待ってます。 (11月11日 7時) (レス) @page43 id: a2419645fa (このIDを非表示/違反報告)
aoi - 面白くて一気に読んじゃいました。更新待ってます。 (8月11日 10時) (レス) @page43 id: 47632c8fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るるる | 作成日時：2020年2月12日 21時
