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云っちゃお ページ37

『お邪魔しますぅ』


全体的に木で出来た店内。


天井から吊り下げられたランプは、暖かい暖色で店内をと照らしている。


『中也、アンティーク好きなの?』


「普通」


『ほ〜』


「つーか、此の店の商品に用が有る訳じゃ無ェぞ」


『は?』


其の時。


「久しぶりねぇ」


『ブ』


店の奥から出て来た、ボンキュッボンなオネーサン。


やけにビューチィフルでセクチーなドレスを着ている。


『ちゅーや、何で、、、、、、』


「んふふ、ね?ビワ、何でじゃ無いわよねぇ?私の事、忘れてたんじゃなぁい?」


『イイエ、アネゴ』


「そうよねぇ〜、ビワはお利口だものねぇ?」


説明しよう!


このボンキュッボンな姐御は、嘗てはビワの剣道の稽古を見てくれていた姉貴分なのだ!


『中也を使いやがって、、、、、、』


「だって、お別れを云わなきゃね」


『お別れ?』


「ええ。私、好きな男の子供が出来たから」


『ファヌァッ』


「其の人の所に行くの。妹分のビワには云っておこうと思って」


『ソ。さよなら』


「んもう。冷たいわねぇ?」


『だって連絡先持ってる』


「まぁそうだわ。、、、、、、そうね」


『ウン。で、何でアンティーク店なの?』


「軽ーく侵入出来るの此処しかなくって」


『うぅ〜〜〜〜〜わ』


「フフ。それじゃあ、ビワまたね。君もありがとう」


彼女はビワと中也に手を振って、先に店から出た。


『、、、、、、、、』


中也は溜め息を吐いて、近くのソファーに座った。


中也は静かに立っているビワをソファーに引っ張る。


ビワは案外ストンと座った。


二人が並んで座ると、中也がビワの肩に頭を乗せた。


『、、、、、、、、重い』


「俺ァ今から寝る。だから、なーんにも聴こえねェ」


『なーんにも?』


「、、、、、、、、、」


『ほんとだ』


ビワは、目を瞑る中也を横目で見て、深く息を吸った。


『聴こえないなら云っちゃお』



















格好善いよ。

云え→←かじった!



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落蕾 - (名前)さん» デート編出来ました!最後、デートか?ってなったらごめんなさい!(名前)様のおかげで中也とビワちゃんのラブシーンが書けました!またリクエストお待ちしてます! (11月26日 21時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストです、中也とビワちゃんのデートが見たいです (11月14日 23時) (レス) @page35 id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - (名前)さん» ものすごい頻度でサボりますが、頑張ります!! (11月13日 0時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続き楽しみにしてまーす! (11月11日 18時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - ありがとうございます!!エリスちゃんが可愛くてかっこよくて最高です(*T^T*) (9月28日 20時) (レス) @page29 id: c5006667e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:落蕾 | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2023年8月22日 1時

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