キュン、トゥンク ページ29
只今、ビワはスーツケースに荷物を詰めている。
其の隣ではエリスがニコニコと笑っていた。
『姉さんは理解力有るの?』
「いや、アナタに問いたいわ」
『ぐぬぅ』
馬鹿なので何も返せぬ。
すると、エリスはいきなり訊いてきた。
「ビワはチュウヤが好きなの?」
『ヌ、、、、、』
「ヌ、ってなに」
『好き、、、、?ンー、、、、、、、性癖?』
「ウソおっしゃい」
『ホント。いまいち判らんのよね』
何だか判らないが、曖昧だ。
『ンー、、、好き、と云うのは?』
「恋よ」
『じゃあ逆に姉さんは?』
「アタシはリンタロウしか愛せないようになってるけど、リンタロウ以外みーんなだいすきよ!!」
『言葉の矛盾が過ぎない?』
中也をフェチ集合体だと思っているビワにとって、先日の年齢指定行為はあくまで愛情表現でしか無く、「好き」の理由だとは感じていないのだ。
『恋は未だかしらねぇ〜』
「おっそいわね」
『oh、、、、、、、キズツキマシタ』
「そうね、、、、、、、」
エリスは少し考え、云ってみた。
「じつはね、アタシはチュウヤが大好きよ!!」
『ふぉん』
「どう?心がもやっとしたんじゃないかしら?」
『きゅん、ってした』
「なんなの、、、、、、、」
エリスは呆れた。
『、、、、、、、んまぁ、好きなのかもね』
「!!」
『カッコイイし、優しいし、ツッコんでくれるし』
「あ、ボケ役なのね」
『でも、恋かって云うと、判んない』
「好きになさい。ただし、いつかはかならず恋をしなさい」
『トゥンク、、、、、、、姉さんカッコイイ』
「わざわざ効果音しゃべるのやめなさい。あと、さっさと荷造り!!」
『ふぁーょん』
エリスはビワの気持ちを理解していた。
(その気持ち、アタシはしっているけど)
「おしえてあげないわ」
『何が?!』
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落蕾 - (名前)さん» デート編出来ました!最後、デートか?ってなったらごめんなさい!(名前)様のおかげで中也とビワちゃんのラブシーンが書けました!またリクエストお待ちしてます! (11月26日 21時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - リクエストです、中也とビワちゃんのデートが見たいです (11月14日 23時) (レス) @page35 id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
落蕾 - (名前)さん» ものすごい頻度でサボりますが、頑張ります!! (11月13日 0時) (レス) id: 32354343cf (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続き楽しみにしてまーす! (11月11日 18時) (レス) id: 1e50b54ffb (このIDを非表示/違反報告)
橘スミレ(プロフ) - ありがとうございます!!エリスちゃんが可愛くてかっこよくて最高です(*T^T*) (9月28日 20時) (レス) @page29 id: c5006667e6 (このIDを非表示/違反報告)
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