東方幻想記録物語、夏の番外編

見られた…　夏 ページ6

「霊夢、マジで浴衣着て祭りに参加しないと駄目？」

「アリスがわざわざ作ってくれたのよ？」

やっぱりアリス知ってたよ！
てか何やってるんだ二人とも…

「はぁ…絶対こんなの似合わないって…」

「全然似合ってるわよ？」

嬉しくない…
スカートとかワンピースとか着て似合ってるって言われた時なみに嬉しくない…
むしろ悲しいんだけど…

「それで祭りまではここで待機？」

「そうね、夏は準備には参加しないし」

「了解」

「まあ、私も掃除が終わっちゃったから待機なんだけどね」

「早い…知ってたけど…」

外の世界で一緒にいたから分かるけど霊夢って無駄に家事が上手いし早いんだよね…
次の瞬間結界が粉々に砕けた。

「えっ？！」

今回も二つの意味があるけど…
もう分かってるよね？
一つは結界が粉々に砕けたこと。
二つ目はソコに人がいること…

「………」

ソコにいる人達は何か話をしてるみたいだけど……

「れっ……霊夢………助けて…マジで」

恥ずかしさが大きすぎて話が全く頭に入らない挙げ句
浴衣を着せた本人に助けを求めるという情けない姿を見せるという…

「よく来たわね二人とも所で夏の浴衣姿を見ての感想は？」

「何聞いちゃってるの！」

「だって結界壊したんだからそれくらいわしてもらわないと…」

「しなくて良いから！君達も感想何て言わなくて良いからね？！」

「それって言えっていってる…綺麗と思います」

「私も同じよ〜貴女にあってるわ」

「何感想言ってるんですか！」

「あっ、二人とも夏と一緒に祭り楽しんでね♪」

「霊夢？！」

霊夢……
浴衣着せたなら最後まで付き合ってよ…
何か一人浮かれてる感じだし…しかも会ったばっかりの人達に任せないで…

「えっと……何か霊夢がすみませんでした…」

しかもさっき普通にタメで話してしまった…

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