東方幻想記録物語、夏の番外編

荷物とルーミア　夜 ページ21

｢...ったく...んで私がこんな事を...｣

私は祭りの準備を手伝えと強制的に手伝わされている。
さっきまでは照って奴がやってたらしいんだが紫が連れてったらしい。

"..."

プラチ菜に荷物を運ぶのを手伝って貰ってるが...

｢プラチ菜。いいんだぜ手伝わなくても...私一人で...｣

そう言うとプラチ菜は"私に任せなさい！"と言いたげに胸を張る。

｢...ありがとな。｣

プラチ菜に感謝を伝えると突然荷物を抱えていた両腕が軽くなったような...まぁそんな感じになった。

｢こんな大きな荷物持って何処に行くのだー？｣

そこにはさっきまで抱えていた荷物を持って私を見るルーミアがいた。

｢さぁ？どっかテキトーに行くだけだぜ。さぁ荷物を返しな。｣

｢嫌なのだ。｣

ルーミアは即答する。

｢じゃぁ1つ位荷物を渡しな。｣

私はルーミアの頭を撫でながらそう言う。

｢むー...わかったのだー｣

少し不機嫌そうにそう言うルーミアだが...元々私が頼まれた事だ。
ルーミアに頼む訳にはいかない。




...この時私は気が付かなかった。
この後最悪の事態になるなんて。

そして背後から迫る人影にも...な。

｢...｣

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