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#4 ページ4

今私はツバサとともにあのプレハブ小屋の前にいる。

なぜこんな状況になったのかというと…

さかのぼること、私のキス目撃判明から数秒後。

ツバサから衝撃的なカミングアウトがあったのだ。

「実は俺も、演劇部なんだよね。今日一緒に部室に行かない?ユウマと(有名ホストの息子(副部長))から話があるらしいから、ね」

そのような部室同行のお誘いがあって、特に暇だったから、結局一緒に来てしまったのだ。

私は頼みを断りきれないタイプなので、こういう時に本当に困る。

もう高校生なんだからしっかりしなきゃなぁと思った。

「失礼しま〜す、ちわっす先輩!」

いつもの静かで冷たく、落ち着いた調子とは裏腹に、ツバサは躊躇なく部室に踏み込む。

そんなツバサに動揺しながらも、私も「こんにちはー」と軽く声をかけて後に続く。

「お、Aやん。来てくれたん?」

ユウマが陽気に手を振ってきた。

やはりこの人の関西弁には、安心感を感じる。

「A、いらっしゃい。ツバサ、ないすぅー!これから、部員が増えたおめでとうパーティーしようと思ってたんだ」

私のためにパーティーを開いてくれる先輩達に、胸がじん…と熱くなる。

どうやら二人はすごく歓迎してくれているようだ。

そして部室の奥には初めて見る先輩達が二人。

「初めまして、リュウトです!中学までは、サッカーをしてたんだけど、足にケガをしちゃってこの部に入ったんだ」

リュウトは焦げ茶色の髪色、猫目、色白の肌でイケメンといるより可愛い系男子だった。

身長は私よりかろうじて高く、体型はスラッとした細身なのにも関わらず筋肉がほどよくついている。

これは絶対男女モテが凄いなと思った。

「僕はシュウタ。入部理由は部活よりも勉強を優先しやすかったからと、皆が大好きだから!」

シュウタはリュウトよりも身長が高く、並んでいるとカップル感がある。

目つきがシュッとしていてクールで、爽やかな雰囲気をまとった男子だなと感じた。

「転校してきたAです!よろしくお願いします」

この部にはモテそうで優しい人しかいない。

メンバーに恵まれた部に入れた私はラッキーだなと考えてみる。

「盛り上がってるとこ、悪いけど」

ツバサがそう呟き、私に目線を向けている。

どうやら先輩達四人には聞こえていないよう。

私に何か話があると察知して、そっと耳を傾けた。

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設定タグ:名前変換オリジナル , BL , 一次創作   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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永遠の5ちゃいだよ - 最高すぎます!あー幸せ (2022年2月8日 15時) (レス) @page11 id: 5ea1d8bd69 (このIDを非表示/違反報告)
くちもうふ - 何か私のノドから私でも聞いた事ない声が出ました.その位最高という事ですね!ニヤニヤが止まりませぬ…続きが楽しみです!! (2021年4月1日 12時) (レス) id: 3d568debde (このIDを非表示/違反報告)
苺の王子推し - 続き気になります! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 2497fd4f55 (このIDを非表示/違反報告)
lemonsquash(プロフ) - マミ@ポ女さん» 更新最近できてないので頑張りますね (2021年3月17日 17時) (レス) id: f394f24743 (このIDを非表示/違反報告)
lemonsquash(プロフ) - 澪@橙苺王子様推しさん» リア友に勧められたのは凄いですねw私も苺の王子様推してますよ、仲間です!! (2021年3月17日 17時) (レス) id: f394f24743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lemonsquash | 作成日時:2021年3月8日 17時

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