私は悪役令嬢になる。

番外編 和の国に来た時。 ページ31

やあ、皆さまやってしまいました。
和の国に来たんだけれども、草原に迷い込んだ。
さすが方向音痴。
誰か助けて〜

ガザ

草むらから物音がした。
見てみると、、、
兎だった!!
マジ可愛い。
まるで推しの微笑みを向けられたようだわ。

[大丈夫ですか？]

キャー!!!!!!
え、こんなところに人がいた？！

[急に声を掛けてすいません。そちらはどのような用件で、ここにいますか？]

話しかけた男は、優しい声のトーンで聞いてきた。
まさか、私有地かも？
でもこの人仮面付けてるし、まあ謝ろう。

[ごめんなさい。ここに迷ってしまったの。話しかけて頂いてありがとうございますわ。もし良ければ、住むのに良さそうな場所を教えてください。]

私は令嬢っぽく振舞った。
(令嬢なんだけどさ。)
するとその人は風樹の国をおすすめしてくれた。
多少話終わったあと、すっと消えてしまった。
今度お礼を言いたいなと思った。

過去のトラウマ→←山の守りinキャンプ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す