食事 ページ7
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腹減ったー、と出てくる料理を楽しみにしながら食堂に入ってくる者もいれば、疲れ果ててそんな言葉を交わす気力もない者もいる。しかし鼻を擽る料理の匂いの誘惑には耐えられず、皆が自然と料理の方へ足を運んでいた。
「わー、キムチチゲだー！やったぁ！」
一人やけにテンションの高い小柄な少年……いや、青年(と言えない年齢だが見た目だけ)が混じっていた。ジェミニやメイアの分も作っているので量に関しては問題ないはずだが、問題は味だ。ドゥドゥーは料理が上手なため味の心配はないだろうが、Aの作った料理、しかもクラリネスの三人以外誰も口にしたことのない韓風料理だ。味は本当に保証できない。
「まぁ！お魚料理ですわ！お芋も一緒で美味しそう！」
「とりあえずみんな座ろう。早く食べないとせっかくの料理が冷めてしまうぞ」
ディミトリのその一言によって、みんなは口を閉ざして大人しく席についた。フォークやスプーンを手にして早速出来立ての料理を口を運ぶ。火傷しながらハフハフと慌てている姿を見るのは嫌いじゃない。
「コレを作ったのはもしかしてAさんかしら。お芋とお魚の組み合わせは初めて食べますわ！なんていうお料理ですの？」
『さあ。ハルト様に教わったけど料理名は知らない』
「あら、そうなんですの？でもとっても美味しくてほっぺが落ちちゃいそう…！」
そう言いながら美味しそうに笑い、パクパクと料理を次々に口の中へ運んでいくフレンを見つめながら『ふっ』と笑い、フレンの口についた料理をティッシュで拭いてあげた。
「キムチチゲにしては少し辛さが足りないんじゃない？味薄めたの？」
『ジェミニの口に合わせたら誰も食べられないでしょ。全員が胃潰瘍にでもなったらどうするの』
ジェミニは辛いものと酒が大の好物である。しかし、ジェミニの味覚はおかしいのか香辛料をどれだけ入れても美味しいと言って食べてしまう。一応これでも、いずれ本当に胃潰瘍になるのでは、と心配している。
「この料理食べたことなかったけど美味しいね。確かに辛いけど、嫌いじゃないや！」
「不味くはないな」
「普段料理なさらない殿下にしては上出来ですよ。ですが、少し香りが強すぎる気も…」
メイアの言葉を聞いたAは、一瞬何て答えたらいいか迷ったが、適当に誤魔化した。色々と理由があってこの中である人物だけが気分を沈ませてしまいそうだったので、あえて香りを強くしていた事は言わずに。
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楓 - 餅さん» ありがとうございます。入試頑張ってくださいね。分からないところを分かるまで解くのは本当に大変だということが分かります。二月の入試、応援しています。お褒めの言葉をわざわざありがとうございました。これからも頑張っていきます。 (2020年1月24日 17時) (
レス) id: da7e11619f (このIDを非表示/違反報告)
餅(プロフ) - 合格おめでとうございます。私も2月の初旬に入試があり、今年度が中学最後の冬になる者ですが、書き方等が中学生のそれよりもはるかに高いのでまさか同い年とは思っておらず、現在とてもびっくりしております。学年末、頑張ってください。陰ながら応援しております。 (2020年1月23日 23時) (レス) id: 5c9f4852bc (このIDを非表示/違反報告)
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