才能 ページ24
トロンとボルガノンとアローに関しては資格試験の合格ラインの魔法だったため、何回か放つとすぐに慣れて連続でコンボを決めたり魔法で綺麗な形を作って演出を見せたりと楽しそうに練習していた。それにはリンハルトも感動して「すごいね」の拍手をしていた。
『リンハルトはどんな魔法が使えるの』
「んー、僕はファイアーとシェイバー、あとウィンドかな」
二人とも使える魔法は違うが、それぞれ魔法の威力やコントロールを極めるために真剣に取り組んでいた。初めは嫌だと言っていたリンハルトだったが、Aの見事な技量を見せつけられたからか火がついたらしく、負けないように対抗している。
「この調子だとウォーロックになれる日は近いんじゃないかな。来節にでも試験受けてみたらどう？」
『お褒めに預かり光栄だけど、ソシアルナイトやペガサスナイトの資格試験も受けろと言われてるからそっちの訓練もしなくちゃ』
大変だね、と言いながらリンハルトはAに魔法を向けた。それを上手く相殺し、今度はAがリンハルトに魔法攻撃を行った。しかし威力調整が難しく、すごい勢いでボルガノンがリンハルトに向かっていった。咄嗟に避けてくれたお陰でリンハルトは焼かれずに済んだが、あの後Aはリンハルトに叱責され、魔法の威力調整の特訓に付き合ってもらった。
＊
「お疲れ、Aちゃん。訓練後のお風呂は気持ち良かった？」
『まあね。今日の仕事全部任せてごめん』
「いいよ。疲れてる主人を使うわけにはいかないからね。夕食終えたらすぐ寝なよ」
寝不足なんだから、と言ってジェミニはいくつもの本を手にしたままAを食堂にまで見送った。本を返した後に食堂に行くから、と言ってジェミニは書庫に向かい、Aは食堂の中へと足を進めた。
「Aちゃん、こっちですよ」
他学級の混ざっている食堂では自分の学級の生徒を見つけるのは難しい。なんとか見つけたものの席が空いていないということが多く、Aはキョロキョロと辺りを見渡しているとドロテアが声をかけてくれたため、彼女のいるところへと足を進めた。そこにはエーデルガルトたちも座っている。
「Aちゃんとこうして食事するの私初めてですよね」
「私もAとの食事は久しぶりだわ。実は今日ずっとこの時間を楽しみにしてたの」
いわゆる女子会というものだろう。いつもエーデルガルトの隣の側から離れないヒューベルトの姿が見当たらなかった。
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楓 - 餅さん» ありがとうございます。入試頑張ってくださいね。分からないところを分かるまで解くのは本当に大変だということが分かります。二月の入試、応援しています。お褒めの言葉をわざわざありがとうございました。これからも頑張っていきます。 (2020年1月24日 17時) (
レス) id: da7e11619f (このIDを非表示/違反報告)
餅(プロフ) - 合格おめでとうございます。私も2月の初旬に入試があり、今年度が中学最後の冬になる者ですが、書き方等が中学生のそれよりもはるかに高いのでまさか同い年とは思っておらず、現在とてもびっくりしております。学年末、頑張ってください。陰ながら応援しております。 (2020年1月23日 23時) (レス) id: 5c9f4852bc (このIDを非表示/違反報告)
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