＿＿BlueRaven＿＿３ (ページ9) - 小説

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第百二羽ページ9

とんとん

貴)ゆき…
入るぞ…

襖を開け、ゆっくりと上を向く。

貴)・・・

そこには、目を閉じて眠る、ゆきの姿。

本当にけがなんてしてるんだろうか？

そんな顔で、眠っている。

なんて、そんなの、自分が信じたくないだけ。

貴)ごめん...

そっと布団をめくる。

貴)っ！

酷い傷

一週間たったというのに

傷はふさがる気配すらない。

あたしの所為で…

しかもそのことを覚えてないとか

サイテーだ

貴)ごめん…
ごめんね…治すよ。
ちゃんと…だから…目を覚ましてよ…？

ぎゅっと、ゆきの手を握った。

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作者名：RedEater | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/monster/
作成日時：2013年3月17日 14時